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卵を割らなければ、オムレツは作れない
フランスのことわざらしい。
偶然この言葉を知って、おもしろいなと思った。
卵は割れたら元に戻らない。
オムレツが上手に作れるかもわからないし、失敗してダメになるかもしれない。
オムレツを作ろうとしたのに、スクランブルエッグができるかもしれない。
何だったら途中で気が変わって、玉子焼きができるかもしれない。
そういえばこの卵ホットケーキに使いたかったのに、うっかりオムレツにしちゃった…ということもあるかもしれない。
そういういろいろな可能性を持ちながら、
でもオムレツを作るにはどうしたって卵は割らないと作れない。
失敗や先のことを考えていてもしょうがないんだ、まずはやってみよう、という風に私には受け取れた。
それにしても卵とオムレツの例えが可愛いな。
こういう例えをさらっと出せる人になりたい。
この記事を最初に書いたのが、2023年3月30日の日付になっていた…寝かせすぎ(笑)
今日は天赦日という何かを始め直すのに良い日
らしいので、ここからは少し加筆。
何かを決める時、行動する時はすごく怖い。
間違っていたらどうしよう、失敗したらどうしようと思うと、頭の中がマイナス思考でぐるぐるして身動きが取れなくなってしまう。
とりあえず卵を割ってみて、違うものになったらなったでおもしろいよね、って言える人がすごく輝いて見える。
私はオムレツにならなかったらどうしよう、そもそも上手く割れるかな、なんて考えて、とりあえずずーっと冷蔵庫の卵ポケットに置いとくタイプ。
でも少しずつ失敗に怯えながらも行動してきた中で、動いた先にしか見えない景色もあることに気付いてきた。
その結果が良いか悪いかを判断するには、今の経験値では足りなさすぎるし、人生の最後にならないとわからないのかもしれないなーと。
なんならそれでもわからないかもしれない。
結局は「これでよかったんだ」という自分の中での納得感なのかも。
年齢を重ねてちょっと肝が据わってきたかな。
特にオチは無し。