お風呂で温海水(タラソテラピー)。体や免疫、自律神経に役立つ。
家でタラソテラピー(海水療法)をする意味とは。
その際は上質の塩、藻塩がおススメです。
というのは・・・
温かい海水が体や免疫、自律神経を整える。
「食塩」は1972年専売公社により、海水中のナトリウムと塩素のみ抽出。
つまり・・・
「食塩」は、ほぼ100%の塩化ナトリウム、という、「化学塩」だった。
「化学塩」を常用すると多くの健康障害がある。
常用すると、体内のナトリウム濃度が高くなると、むくみ、高血圧、うっ血性心臓疾患の原因ともなる。
1997年に塩の専売法が撤去された。それから塩の製造、販売が一般に開放された。
「藻塩」藻塩焼き、藻=海藻を天日乾燥し、焼く。その灰=ミネラル=塩
これが上質の食塩。海水中のミネラルを、バランスよく含む。
海水は電解液、マイナスイオン。
温かい海水は皮膚の血管を膨張し、海水が浸透し、細胞内の衰弱したイオンを置き換える。そしてカリウムイオンが筋肉繊維を修復、カルシウムイオンが骨の修復を助ける。
海藻は小さな化学工場と呼ばれるほど栄養がたくさん詰まっている。
色々なミネラルを海藻の組織の中に集めている。ヨードは甲状腺ホルモン不足、肥満、内分泌系、自律神経に。微量元素はリウマチに。ビタミンEは婦人科、心臓科に役に立つ。
ルネ・カントンは、犬の血液を薄めた海水と入れ替え、その犬がそのまま元気に長生きしたことを実験した。
犬の血液と生理食塩水を入れ替えた際は、2か月後に死亡したことが分かった。
海水は完全なミネラルバランスで、微量元素が約60種類と言われる。それは羊水も同じだという。
そして、ミネラルは毎日補給する必要がある。
ミネラルは免疫、神経、筋肉、慢性疲労、キレやすい、血管に効果があると言われる。
ただ、心臓血管系の病気、皮膚病、精神病の人には禁忌とされる。
そして、海水は人体の衰弱した体内の細胞のミネラルを交換する。
紀元前484年からタラソテラピーはあり、紀元前420年からヒポクラテスは温海水浴を勧めていた。
フィトメールのオリゴメールやリヨメールを愛用してきました。フランスのブルターニュ地方のヴォルテックスの海水をフリーズドライにしてナトリウムを90%以上除去している、というもの。
ナトリウムを除去しているということは、やっぱり何らかの化学物質を使っているわけで、アロマテラピーの精油でも、ホホバオイルなんかでも、ある成分を除去するためには化学物質で取り除くので、その化学物質が残る、と分かっています。
瀬戸の藻塩という塩を試してみて、これはいい、と、10年以上探し続けて思います。
小さじ1杯お風呂に入れるとちょうどいい気がします。
参考
「ルネ・カントンの海水療法 最強の免疫」 武田克之監修 日下部喜代子著
「タラソテラピー海洋療法」 ポール・オベル著 高山林太郎訳
aromatopia128号 タラソテラピー 情勢国際大学環境社会学部 川口健夫教授