優しい言葉をつかう

「先輩。。なにを言っているか分かりません。」
不動産業界に入りたての私は、こんなことを言いたくても言えませんでした。
なぜなら、先輩が怖かったからです!笑

こんな不動産新人さんは、今でも多いのではないでしょうか?

「うなぎのねどこ?」「せんにんがえし?」
不動産会社では、日々、業界用語が飛び交っています。

そんな中、やっぱり、私は『優しい言葉を使う』ことがすごく大事だと思っています。
たしかに、難しい言葉を使いこなす先輩を見ると「プロってカッコいいなあ」と思うこともありますが、仕事をするなかで、相手とのコミュニケーションに摩擦が生まれるとお互いに損することが多いんですよね。

それに私は、『不動産営業に伸び悩む人』を対象に記事を書いているので、初心者にも伝わる言葉づかいにこだわります。

『難しい言葉使いで優越感に浸る先輩』をたくさん見てきました。
どーいう意味か聞き直すと、バカにされておしまい。
そんなの嫌だ!

ということで本題です。

優しい言葉をつかう

3年前。
私の中で「もっと相手を思いやらねば!」と思う
出来事がありました。

それは『千葉県いなかの土地売却案件』です。

お客さまから「ワシのもつ千葉県の土地を、3,000万円で売却してほしい」という依頼を受けて始まります。
これは『私』と『先輩』の二人でおこなう共同案件でした。

で、この案件での反省キーワードは
『私道通行掘削承諾(しどうつうこうくっさくしょうだく)』
です。

※私道通行掘削承諾とは・・・
道路は個人がもっている場合があります。
その道路を歩いたり、掘ったり(工事の為)する場合は、あらかじめ道路の持ち主から承諾をもらうんです。
「あなたの道路を使用させてもらいます。いいですか?」
って具合にです。

画像1

千葉県のいなかの土地の前には、個人が所有している道路がありました。
それも『10人が共有』して持っているのです。

で、私の判断は
『10人全員から、道路を使用する許可をもらう』
というもの。

▼私「先輩。今回の案件は、私道通行掘削承諾が問題ですね。」
▼先輩「そうだな。」
▼私「とりあえず、私が動いてみるので、また報告します。」
▼先輩「おう!」

こんな感じで、千葉県のいなかの土地を売るために、プロジェクトはスタートしました。

ーーーー2週間後ーーーーー

せっせと動いていると
先輩からこんな質問がありました。

▼先輩「ところで、私道通行掘削承諾って、一体なんだい?」
▼私「!?」

先輩は業界歴も長く、年齢は50歳前後です。
『私道通行掘削承諾』を知らなかったという事実に私は内心「まじかよ。。。」です。
「知らなかったんかい!」と。

でもこれって、私の「優しさ不足」であることに、後で気付きました。

不動産業界歴は長い先輩でしたが
『ファミリーマンションを売ってきた』人だったのです。

マンションは、道路とかあまり関係ないのです。
先輩は、道路のコトは無関係のマンションの分野で不動産業のお仕事をしてきた人でしたから、
道路について知らなくても仕方ありません。

後で知りますが『千葉県いなか土地売却案件』に絡む関係者はおおく、先輩は道路のコトを知らなかったことで、恥をかいています。
先輩に対して、関係者から『無知のレッテル』を貼られて、案件をすすめるのも、少し苦労した記憶がよみがえります。

「もっとはやく、やさしい言葉で伝えていれば」

そう反省しています。

業界の会話

私は、この出来事をキッカケに、『やさしい言葉づかい』で仕事をすることを意識しています。

まわりの会話を聞いていても、実は、この『優しい言葉づかい』ができている人ってそんなに多くないです。

「”どんつき”なんだから”青田(あおた)”で売りづらいぞ!”指値(さしね)”が入ると思え!」と言っても、不動産新人からすると『パッパラパー』です。笑

その場では「はい!」と返事をしますが、ほとんどは理解できていません。
私もそうでした。

「道のつきあたりは人気がないから、建物が完成する前には売りづらいぞ。値引き交渉があると思え。」と、優しいことばづかいを心掛けるべきです。

私の記事達

私の記事は「伸び悩む不動産営業マンのタメになるような記事を書く」と決めているので、難しい専門用語を使っていません。

用地仕入には、法律用語や専門用語がたくさんあります。その不動産用語を使用せずに『新人時代に超くるしんだ私』は、初心者にも寄り添ったスタイルにこだわります。
今後も、このコンセプトは変わりません。

もし、分からないフレーズが出てきたら、お気軽にコメント下さい!
今後も、優しいことばづかいで記事を投稿していきます。
ではまた\(^o^)/

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Dev🏠
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