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PROFILE ― 酒井一途
1992年東京生まれ。演出家。
〈今ここ〉へのフォーカスをあてることによって、舞台藝術の実践の場における変性意識(トランス)状態への変容体験を探求する。また参加するすべてのひとが社会的役割や立場、自らの属性、共同体の規範から解放されるための〈場〉をつくり、目の前のひととの一対一の関係性をみつめる「〈演じない〉ための演劇ワークショップ」を開催。
アーティスト活動以外としては、現代アートギャラリーおよび公益財団法人の美術館に勤めた経験から、現代アートの展覧会、フェアやフェスティバルなど一般公開型のイベント、対法人のクライアントプロジェクトにおいて、プロジェクト全体の進行管理の業務に多く携わる。
公益財団法人清春白樺美術館財団評議員。世田谷パブリックシアター「演劇WSラボ」研究員。公益財団法人演劇人会議「若手演劇人の作品向上、社会との関係づくり支援事業」に採択。APAF(アジア舞台芸術人材育成部門)2019 インターン・アーティスト。「利賀演劇人コンクール2019」にて第一次上演審査にノミネート、演出家として観客賞受賞。慶應義塾大学文学部国文学専攻卒。
【2019年の活動事例】
■ 公益財団法人演劇人会議「若手演劇人の作品向上、社会との関係づくり支援事業」に採択。鳥取県鹿野町・鳥の劇場にて、「BeSeTo演劇祭+鳥の演劇祭」期間中に研修合宿(6泊7日)に参加。鳥取県鹿野町と鳥の劇場、Fringeとしてのまちみせによる地域活性の実例を学ぶ。
■ APAF(アジア舞台芸術人材育成部門) 2019 Young Farmers Campに、インターン・アーティストとして参加。多田淳之介さんメンターのもと、7カ国から集ったメンバーと交流。「地域社会に結びついた演劇活動の展開」と自身の課題設定をして、レポートおよび企画書を提出。
■ 岐阜県可児市文化創造センターalaにて、英国のドラマスクールalraとのコミュニティ・アーツ・ワーカーに関する研修合宿(4泊5日)に参加。可児市文化創造センターalaの地域社会における取り組みと波及効果検証の実例を学ぶ。
■ 世田谷パブリックシアター「演劇WSラボ」にて、LGBTQをテーマとして中学校教員に向けた展開を想定した、アウグスト・ボアールの「フォーラム・シアター」実践ゼミ(計60時間超)に参加。教員や一般参加者を30名を集った最終発表にて、ファシリテーターとして場を進行。
■ 公益財団法人演劇人会議「利賀演劇人コンクール2019」にて、第一次上演審査にノミネート。演出家として、指定戯曲である岸田國士『温室の前』第一場を演出し、観客賞受賞。
【~2018年の活動事例】
■ 2018年6月「宇多田ヒカル・小袋成彬・酒井一途 座談会」に参加、記事構成を行う。
■ 2018年5月- アート&サイエンスに特化したプロジェクトを行うINERTIAに参画。プロジェクトアシスタントとして従事。
■ 2018年4月-2019年7月 東京大学大学院にて、足立信彦教授による少人数でのゼミ形式講義「性・所有・共同体―反父権的想像力」および「多様性に関する研究 ― ナショナリズムから寛容まで」を聴講。
■ 2017年5月-2018年4月 ドイツ・べルリンに遊学。西欧を中心として11か国を旅し、劇場と美術館に通いつめる。Theater Treffen(べルリン)、Theater der Welt(ハンブルク)、documenta(カッセル)に観客として参加。またサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路(800km)を28日間かけて歩く。
■ 2017年3月 中川龍太郎氏(映画監督)×矢田部吉彦氏(東京国際映画祭作品選定ディレクター)トークイベント「世界の窓、としての映画」を企画・主催。
■ 2016年12月-2017年4月 六本木の現代アートギャラリー「art & science gallery lab AXIOM」に参画。プロジェクトアシスタントとして従事
■ 2016年11月 茅場町共同ビルディングにて、現代アート写真の国際見本市「Art Photo Tokyo -edition zero-」にて、プロジェクトアシスタントとして従事。小山登美夫ギャラリー、ギャラリー小柳、タカ・イシイ・ギャラリーを始め日本を代表する現代アートギャラリー、計21廊の出展をアシスト。
■ 2014年2月-3月 日本財団主催「第2回東京国際文芸フェスティバル」にて、広報ボランティアを務める。Facebookページを活用し、計13記事作成。15436人の閲覧、465いいねのトラフィックを得る。
■ 2013年4月-7月 慶應義塾大学主催「福沢諭吉記念文明塾」に入塾。社会人、学生を交えた50名の同期生と週に2度のレクチャーおよびディスカッションプログラムに参加。
■ 2013年5月 王子小劇場にて、早稲田・慶應・日藝の3団体合同演劇公演を企画・総合プロディース。2011年12月 渋谷Gallery LE DECO 4にて、早稲田・桜美林・青山学院・明治・慶應・日藝の6団体合同演劇公演を企画・総合プロディース。
■ 慶應義塾高校在学時より演劇活動を始め、2010年 大学1年時に ミームの心臓 を旗揚げ。4回の本公演で脚本・演出・プロデュースを手がける。旗揚げ以降6回の公演を行い、3065名を動員。