【自分の力を使って生きる】

【自分の力を使って生きる】 
友人の紹介で著名な方の話の話を聞く機会を得た。彼は外から見たら、様々なことを成し遂げてきた成功者だ。しかし彼は自分がどれだけ不安だったか、そして今もリスクをとって歩んでいるかを語った。失敗した時のことも考えていると言うのだ。その時のプランも冗談半分、本気半分で教えてくれた。

恐れを感じながら進んでいるその姿を見ると「著名な方も同じ人間なんだ」と励まされる思いがした。最高のビジョンを見る、最悪のことも想像する。最悪の覚悟をしながらも、最高を目指して歩みを進む。彼が優れているのは最悪の道を見つつも、そこに足をとられることがないところなのではないか。

仕事上ひとの相談を受けることが多いが、「自分には力がない」とこぼして足を止める方も少なくない。詳しく話を聞くと皆、ユニークな人生を生きそしてエッジの立った能力もあることがわかる。本人がそのことに気づいていないのが一番の問題と感じる。自分のことは自分が一番わからないと言われるが、正にそれだ。

かく言う私も無力さに打ちのめされることがある。しかし誰もがそう感じることはあるのだとも思う。人生はそこからどう立ち戻っていくかが醍醐味なのではないだろうか。力がないと思った時は「それは本当か?」と言う問いを大切にしたい。自分の力を正当に受け取って、面白い人生を生きていきたい。

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