Vol.357「純粋性を大切にする」

「純粋性を大切にする」
純粋を辞書で引いてみた。すると汚れがないとか、一途なことと出た。
ここだけ切り取ってみると素晴らしいことのように見える。
でも実際の社会で純粋であろうとすると、かなり融通の効かない人かもしれない。

なので「ある部分に対して純粋なところがある」ということを純粋性ということにしよう。
普段写真を撮るのが大好きなので、何を見ても光の当たり方を気にしてしまうんだ。とか礼節を重んじることが何よりも大切だと思うんだ。だから初対面の人に会うときは必ずスーツを着るよ。自分が大切にしたいことを守り、遂行する様子は生き生きとしているように見える。

吉田首相のブレーンだった白洲次郎はプリンシプルを大切にしていた。
プリンシプルとは要は筋を通すという意味だ。彼が軽井沢ゴルフ場の理事長だったとき、時の総理である田中角栄から「明日ゴルフ場を使いたい」という連絡が来た。しかし彼は会員以外は急に使うことはできない旨を伝え、総理大臣でも規則は例外にならないとした
彼は「子供っぽいかもしれないが僕のプリンシプルは譲れない」と言っていたという。

彼が言ったことも純粋性なのだと思う。
自分の中にある「大切にしたいこと」を守り通すこと。
それはきっと人生を豊かにするだろう。
それには「大切にしたいこと」が何かを明確にして、自分の中の純粋性を大切にしていきたい。

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