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【何故ネガティブな感情が好きか】

とかく嫌われるネガティブな感情。僕は案外好きだったりする。そこには大切にしたいものが隠されているのを知っているからです。大切なものが、叶わなかったり、奪われたり、傷つけられたと感じた時、人は不快な感情=ネガティブな感情が出てくるのです。いわば、大切なものへの道しるべです。

例えば、誰かに馬鹿にされたとしましょう。不愉快な気分になります。それは何故か。自分はそんなに馬鹿じゃない!と自分を大切にしたい気持ち「自尊心」があるからです。相手の方が立場が強い場合など、自尊心が揺らいだ時に特に不愉快な気持ちになるかもしれません。自分を大切にしたい気持ちがあるのです。

「自分を大切にしたい気持ち」は、とても重要です。これがあるのは健全な心の証拠です。まず自分は自分を大切にしよう!と思えたら感情の回復の道が進みます。できることを探そう、助けを求めよう、など適切な行動につなげることができます。

この嫌な感情が来たら、自分の大切なものを見つけるチャンス!と思えると、自分の行動や思考が深まるので、僕は好きなのです。単に楽しみを追うだけでなく自分の中心にあるものを知りたい。そして全ての人が持つ、心の痛みに寄り添える人でありたい。僕がネガティブな感情を好きな理由はこういうわけなのです。

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