【酸いも甘いも知る噛み分ける】
大病と言われる三大疾病は、癌・心疾患・脳血管障害というものがある。私の看護師経験を通して、これらの疾病は頑張り過ぎの方に多く見られる印象がある。何人かの友人の医師も同様の印象があると言う。犠牲感を抑えて、ストレスフルな生活を続けていると、強制ストップがかかる様にみえます。
そういう意味でも、リラックスタイムはとても大切です。頑張り過ぎないこと、平安な時間を過ごす必要はありそうです。しかし、これも度が過ぎてはいけません。何かをやり抜く体験や、誰かに貢献する体感がないと、だんだんと倦怠感、虚脱感に繋がります。そして鬱っぽくなっていってしまいます。
そう思うと、緊張感とリラックスどちらも大切で、そのバランスが健康や幸せに重要ですね。緊張感多めの方はリラックスを、リラックス多めの方は緊張感を生活に入れましょう。あなたはどちら派ですか? 私は普段リラックス多めのタイプです。これからは自分にプレッシャーをかけていきます。
お世話になっている年配の先生曰く「酸いも甘いも知っている人生は、本当に面白い。そういう人間の話もまた面白い」「辛い出来事も何年も経てば話せるようになる。その時、聞いた人の心を動かすだろう。だから話材になる体験を逃げずに体験して欲しい」と話します。なるほどそうありたいと、深く納得するのでした。