言葉のお守り
目には見えないけれど、ずっとわたしを守ってくれてる言葉のお守りたち。
世界一かわいい
いや、宇宙一かわいい
(父方、母方の祖父2人が張り合って)
あんたは幸せを背負って生まれてきたんだよ
(祖母)
じいちゃんのめんこだ
(帰省する度に膝の上に乗せながら)
お母さんの宝物だよ
(母)
夫の最初の裏切りが発覚してすごく辛かったとき、不意に祖母の言葉を思い出して涙が止まらなくなった。
自分のもとから幸せがいなくなってしまったような気がしてたけど、そうじゃなかった。
わたし、幸せ背負ってたんだったと泣きながら思った。本当かどうかなんてわからない、でもそうなんだ、だから大丈夫って素直に思えた。そう信じることを選んだ。
祖父の言葉は、祖父の葬儀に参列できず電報を送ることになったとき、たくさんたくさんかわいがって愛をくれてありがとうって伝えたくて、これまでの思い出を振り返って思い出した言葉。
そういえば、おじいちゃん、亡くなる前日夢に出てきた。
いつものポケットに片手突っ込んだスタイルで、
「ほな、さいなら」って。
来てくれてわざわざありがとう。たくさんの愛をありがとう。
わたしも子どもたちに、辛いことや悲しいことがあったとき、少しでも力になれるような言葉のお守り渡したい。
そばにいてあげられなくても、わたしの代わりに抱きしめてあげられるような言葉、たくさん伝えよう。