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空想サンドウィッチュリー 2.
※こちらの内容は、ウェブサイト(現在は閉鎖)にて2016年~2019年に掲載したものを再投稿しています。内容等、現在とは異なる部分があります。ご了承ください。
パンラボ池田さんとぼくによる馬鹿げているけれど、本気も本気の企画「空想サンドウィッチュリー」の準備が始まったのが2013年の暮れ。そして2014年の初め頃から月に一度の、ぼくにとっては地獄の連載がスタートした。
そう思うと、もう2年にもなる。
なぜ今更こんな話を書こうと思ったのかといえば、「空想サンドウィッチュリー」がまだ継続中だから。
当初の予定では「1年くらい続けて記事が溜まれば本にしましょう。それで足りないようなら、もう数回延長して」というお話だった。
ところが編集部の方ではいろいろと大人の事情が出てきたり、ぼく自身も空想でない本物の店を増やしたため忙しくなったりと、連載も中盤に来たところで一度休止という形になった。
企画段階では「いろんなシーンに合わせたサンドイッチを」という予定だったけれど、それだけだとテーマに沿ったものを表現し切れない可能性が出てくると考えたぼくは、単にサンドイッチでなくお弁当という形をとってもらうことにした。
すると今度は、必要になったお弁当箱をどうするか、という話になる。
この企画のためにお弁当箱をデザインしてくださったのは、折形デザイン研究所の山口信博さん。
作っていただいたのは、切り込みも無ければテープも糊も使用せず33.5cm×59cmのクラフト紙1枚を折っていくだけで、お弁当箱になるという超優れもの。
また、ロケに使うダンボール製の屋台をデザイン、製作していただいたのは、Landscape Productsさんで当時デザイナーをされていたきたはたさんという豪華なメンバーだった。
山口さん、きたはたさんの他にも、このぼくらの馬鹿げた企画のために携わっていただいた大人の方々が大勢おられる。
ぼく自身は、ここまでやったのにやめるのはもったいないなぁとは思ったけれど、大人の事情ではぼくにはどうすることもできない。
そこで池田さんに今後どうするつもりなのかを訊いてみると、「何とか本になるまでは続けたいと思っています」
こうして、今も不定期ながら「空想サンドウィッチュリー」は継続中であり、そして明日は「空想サンドウィッチュリー vol.10」のロケの日になった。
いつものように池田さんからのお題は突飛で、ぼくを悩ませる。
ちなみに明日のお題は「熱帯植物園」だそうで、未だにメニューが決まらず。
書籍になるかどうかはともかく、やると決めた以上はできる限りおもしろいものを考えないとね。