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Eureka

火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます」主題歌として書き下ろされた曲「Eureka」

ドラマ主題歌としては「着飾る恋には理由があって」の時に創られた「不思議」以来4年振り。新曲のリリースとしては「光の跡」以来約1年振りの星野源の曲だ。期待もテンションも爆上がりなのも許してほしい。

4年前と同様、ドラマの主題歌としてかかるのが、初めて耳にする瞬間だった。セリフとの兼ね合いもあってよく聴き取れないが、何度も何度もその部分を巻き戻して聞いた。あぁ悔しい!悔しいけどこの感覚楽しい!こうして2週間が経ち、源さんの誕生日でもある1月28日0時に、フルで配信がスタートした。

まずはしっかりとメロディを聴く。
ティザー映像で公開されていたシャカシャカというシェイカーの音が、イントロだけでなく曲全体に安心感を与えてくれている。
(小豆を洗う音とか言ってごめんなさい。笑)
音やリズムのことはよく分からないのだけど、有識者のポストを見る限り、今回も捻りのある不思議なメロディラインのよう。

そして歌詞。文字としてアップされているものを目で追いながら曲を聴く。

窓から陽が射して滲む
季節が風と踊り纏い詩を歌う
くだらないだろ
妙に綺麗で 泥臭い
わからない中で

Eureka /  星野源

特にここを気に入ってしまった。
"季節が風と踊り纏い詩を歌う"
詩を歌う…
併せて英語詞も公開されていたので並べてみたら
"詩を歌う"のところは
"reciting their poetry"
となっていて、更に唸った。
歌詞に込めた思いは分からないけど、なんて文学的で綺麗で優しい歌詞だろうと思う。
メロディの優しさはもちろん、歌詞に使われている言葉や言い回しにも温かみがあるのが、この曲を聴いていて安心を感じる部分だと思った。

そして、この歌詞に「地獄でなぜ悪い」に通ずるものを感じてしまった。

嘘でなにが悪いか 目の前を染めて広がる
ただ地獄を進む者が 悲しい記憶に勝つ

地獄でなぜ悪い 

妙に綺麗で 泥臭い
わからない中で

悲しみに勝った
息をするそれだけで
その証拠なんだった
織りなす様に

Eureka

取り巻く環境や、自分が生きる世界は苦しくて嫌なことばかりだと嘆きながらも、ほんのちょっとの優しい気持ちや、誰かの温かさに触れることが出来る。その事で心は救われることがあるのだ、と知っている人の書く歌詞だからこそ、誰しもの心に響くのかもしれない。

(これは私の勝手な解釈なのだけど、昨年末の紅白での披露曲変更の騒動を受け、もしかしたら歌詞を少し変えたんじゃないかなと思っている。)

"今"は過去と未来の先にあるんだ
The "present" carries the past and future

Eureka

つい、忘れたくなるような過去も、漠然と抱えた未来への不安も「現在」が運んでいく。携えて生きていくしかないよって、そっと背中をさすってくれているような…過去のことも絶対忘れないよって意思にも読めるし。あと、presentっていう単語は単純に"贈り物"として受け取っても自然。
今は過去と未来が運んできた贈り物。素敵すぎん?

英語と日本語と歌詞を読み比べることで、そこに込めた意味を少しは自分なりに解釈出来そう。

まあ、ここ2日聴いただけで全部分かるわけじゃないし、聴いた人の数だけ解釈もあると思う。
他の人の話も聞きたい。
あと、昨日の「星野源のオールナイトニッポン」の中で「これは…なんというか、僕の歌なんで」という言葉を聴いて、更に曲の受け取り方が違って泣いてる人の話も聞きたい(っ ॑꒳ ॑c)

ところで、この曲の歌詞、断片的な感じが拭えなかったのですが、1番最後から…逆から読んでも何となく成立する気がするのは気のせい?伝わるこれ?

知らない方に
動き出していた
私でいる日々が
息を吹き返した

Eureka

みたいに。まあ、無理やりっちゃ無理やり(笑)
うーん、深い音楽だな今回も。
あとクレジット見て驚愕。

Eureka | WORKS | 星野源 オフィシャルサイト

Gen Hoshino何人いるんだ説再浮上(笑)
ベースも弾いているらしい。しっかり聴かなきゃ。

昨日のラジオで、2億回聴いて!って言われていたので頑張って聴く!

AIに2億回聴くのにどれくらいかかるか聞いた

長生きするぞー。

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