星野源10周年ライブ
7月12日、星野源 『Gen Hoshino’s 10th Anniversary Concert “Gratitude”』が配信ライブとして開催された。
デビューイベントと同じ場所、同じ時間、同じ料金という…これだけで涙ちょちょ切れる。
セットリスト
http://jvcmusic.lnk.to/Gratitude_Live
スタッフが100往復くらいして運んだ照明。
新たに加わった武嶋さん。
いつものバンドメンバーで丸くなって演奏するスタイル。みんながリラックスしている感じがして、見ている方も楽しいスタイル。
ライティングもドーム並に綺麗だった!
個人的には、それぞれの場所で音を合わせてきた「うちで踊ろう」を、メンバーみんなで顔を合わせて演奏する姿になんだか胸を打たれてベスト・オブ胸熱。
セトリは上記の通りだったのだけど、その中で私の1番好きな曲順語っていい?
いや、全部好きなんだけど。
肌→Ain't Nobody Know →折り合い
ここの流れは華麗過ぎて好き。←語彙力皆無。
「肌」
歌詞に「触れあうと 言葉より 君のことを知れる気がした」とあるように、スキンシップの重要性を歌ってある。どんなに言葉で伝えても、行動がなければ不安は増える。
「Ain't Nobody Know」
「ふたり」について歌っている。MVでは同性と異性それぞれのカップルについての描写があり、これは様々な愛のカタチがあること…多様性を表現している。愛のカタチなんて、正解はなくてそこにあるもの。こたえなんて「誰も知らない」という曲。
「折り合い」
これも源さんが、「対象は夫婦とは限定していない」と話していた曲。折り合いには、「お互いに譲り合って妥協点を見つけること」という意味がある。
「ふたり」の間で、それぞれが納得のいく着地点を見つけること…つまり折り合いをつけていくことが丁寧に歌われている。
この3曲がトークコーナーに挟まれ続けて演奏された。
肌を触れ合わせることで、心が通い、「ふたり」の間でいろんな愛のカタチを、折り合いをつけながら創り上げていけばいい。
続けて流れたこの3曲で、そう言われた気がした。
10年前、渋谷クアトロで源さんが「自分の歌を表に出し、矢面にたってやっていくぞ」という覚悟を決めたあの日、あの場所。本人なのだ、ノスタルジックにならない訳がない。
だけど、2時間の配信を終えたあの時から、全然ノスタルジックではなくて。
「やっぱり直接会場で、源さんに会いたかったなぁ」と、ライブの代わりに配信、と思い込んで乗り気でなかった自分を殴りたいくらい、「配信」として確立されたものだった。
「画面越しでも別にいいじゃん!」と叫んだ源さんに、これからもしっかりついていこう、全力で音楽と向き合おう。そう思えた時間だった。
星野源さん、ソロデビュー10周年本当におめでとうございます!