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1年前のライブ Gratitude
【 開演まであと1時間!】
— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) July 12, 2020
配信ライブ『“Gratitude”』開場中!
現在、バンドメンバー選曲のBGMをお届けしています。
ご視聴の際は、通信環境の良い場所でご覧下さいね。
ライブ視聴中の感想は、#星野源10周年ライブ まで!
まだまだ視聴パスもご購入頂けます!https://t.co/BIhD0d37Pb#GHXA pic.twitter.com/xbjBkSFgsH
ちょうど1年前、私は複雑な気持ちでこの7月12日を迎えた。
7月4日 令和2年豪雨災害により、球磨川流域で甚大な被害が起きた。私自身、家も車も命も無事だったが生活道路が壊滅的な被害を受け、職場のある地域も断水&NTT回線不通という、そんな状況だった。
ネット回線は8日に復旧したが、すぐ近くで悲しみと悔しさを抱えたままの人が沢山いることを考え、ライブ配信を見るの止めようかと思っていた。
しかし、職場で被災者の受け入れや支援物資の諸々が通常業務に加わり、ストレスフルだった私に母が言った。
「せっかくだから、その時間だけでも楽しみなさいよ」
その一言で私は決めたのだった。
ライブの感想は、昨年書いた通り。
1年前は、コロナ禍と併せて災害支援が入り、瞼の痙攣が日常的にあるくらい疲れ切っていた。
アーカイブ含めて、見ている間だけは現実を忘れて楽しんでいたなぁ。
今より状況は悪くなっている気もするけれど、この「Gratitude」というライブに参戦していなければ、世間へのモノの見方は違っていたかもしれない。きっと不満だけ言ってただろうなって思う。
そして2021年7月12日
Gratitudeが円盤化され、手元にある。
あの時の空気感まるっと詰め込まれたような、私にはそんな作品になった。
これから何年経っても、この日のライブのことは忘れないし、映像を見る度に苦しかったことや悔しかったこと、それを上回るくらい勇気づけられたことを思い出すんだろうな。
おはよう、と迎える朝も、おやすみと眠る夜も「当たり前」なんかじゃない。ありがたい、ありがたいこと。そんなことを改めて感じたし、エンタメに心が救われる、ということも身をもって感じた。
感謝を伝えなくてはいけないのは、こちらのはずなのに、「ありがとう」って私たちに言ってくれる源さん、いつもありがとう。これからもよろしくお願いします。