香り

わからないことばかりかも知れない
人生は、何があるかわからない
言葉ではどう頑張っても表しきれない感情なのに
それを表そうとする言葉がたくさんある

周りの幸せは感情のない明朝体
ありきたりのフォントで飾る日常
存在を大事にできる理由が欲しい
満員電車、あなたと同じ匂いがして
振り向きたいのに

絶対になんともできない
鬱憤と人との関係性
うまい距離感を保てない自分に嫌気がさす
人から見ればどうしてそんなことで
ってことで夜に溶けていってしまう

満員電車、みんなあんま顔死んでないな
子どもの写真を見つめる親をみて
その幸せを噛み締めようとすると
砂が混じってジャリジャリする

機嫌の悪い僕を見て悲しそうなあなたのこと
抱きしめて謝れなかったな

また気分でぶち壊すのか
その星回りに生まれたことを後悔して
また人のせいにするのか
考えれば考えるほど
あなたのことしか考えられなくなるくせに
またそれを壊しちゃうのか

なんとも生きづらいな