kii
趣味のこと
映画の感想と私のこと
現在MOUNT ZINEさんで販売させていただいているエッセイZINEについて
コロナによる休校の中で、幼稚園生〜高校生に読んでほしいオススメ本を紹介しています。
朝起きて、寒いなと思った日。 外は、冬に近づいている匂いがした。 特別冬が好きだというわけではないはずなのに、ワクワクする。 彼に初めて会いに行った日も、初めて話した日も、好きだなと思った日も、全部寒い季節だった。 表舞台に立つ人を好きになってしまったから、私はあくまで「ファンです」という顔をして彼に会いに行く。 小さな書店の奥に小さなギャラリー。 お店のドアを開けようとするときには、店内で彼が誰かと話している様子がある。無意識に背を向けて「あくまで本屋に立ち寄った」
「かわいいおばあちゃんになりたい」 これは、私のSNSのプロフィールにここ数年書いている一文。 世の中の大半の人にとって大きなライフステージとなる結婚や出産なども、まだ周りには多くはない20代半ば。 とにかく、おそらくあと60年近くこの世界に住むと思うと、 空白な60年間がこの先ずーっと続いているような ポツンとした空虚な気持ちがそこにはある。 そんな私がやわらかく持っている自分の将来像が 「かわいいおばあちゃん」 SNSのプロフィールに書いた時の心情は覚えていない
本が読めなくなって5、6年になるだろうか。 リサーチとして本を読むことはできるようになってきたけれど、小説はもうずっと読めてない。 読み始めても集中できなくて、途中で諦めてしまう。 これまでに何度も読んだ小説なら大丈夫かな、と思ったけれど、読み進めることはできても「楽しむ」ことはできなくて、無理やり読んでいることに気づいた時、悲しくなった。 ものごころついた時から、中学生にかけては趣味が読書しかなかったから、そこそこ読んでいたと思う。高校生の頃も、別の好きなことができ
AM3:52 外はまだ暗い。1時間ほど前にお腹が痛くて目が覚め、生理痛の薬とお湯を飲んでやっと痛みが少しましになってきた。 この痛みなんか何にも嬉しくないけれど、今回はお腹が痛くて起きた時少し安心したのだ。ここ最近の私は、将来に不安になったり、いつもはイライラしない相手に対して殴りそうになるくらいイライラしたのだけれど、それはPMSだったからだと思う。 適応障害で3ヶ月休職し、少し復帰し始めたのが去年の1月、2月あたりだったと思う。病院にも、もう1年以上通っていて最近は
今日は私の卒業制作の話をしたいと思います。 美大に通っている私は、卒業制作で「防災」をテーマに作品を提出しました。とある中学校で防災に関するワークショップを行ったのち、中学生のアイディアを反映させた作品を制作するというものです。 今回はワークショップの内容を紹介できればと思います。(作品についてはまたの機会に!) ちなみに建築学科ですが、設計はせず「防災」をテーマに新しい場のつくり方の提案をしました。 防災といっても、災害に備える形はさまざまですね。 非常食を常備す
*はじめに 創作大賞2022を見つけたのが今日1月26日。締め切りが2月6日。 時間はないけれど、何かチャンスかもしれないなと思いました。 私の夢の一つがエッセイ本を出すことです。 このnoteが審査員の方々の目に届くことを祈っています。 ○階層 映画「あのこは貴族」を見た。キャッチコピーは「同じ空の下、私たちは違う階層(セカイ)を生きている」だ。 観てよかった映画だったし、好きな映画でもあるけれど感想にはうまくまとめられない。Twitterなんかで感想を見てみると、女
私には推しがたくさんいる。キラキラしたアイドルや、全国民が知っているような俳優、そして作家。 学校の友だちには「趣味がたくさんあっていいね」と言われることがあるのだけれど、趣味ではない。推しは私が生きるために必要な存在である。なんとなくダルかった高校時代も、適応障害になってしまった大学2年生の時も、推しがいたから生きてこれた。 でもそれ以上に、同じ推しを応援している友だちがいたから生きてこれたのかもしれない。今日は、私と推し友だちの話をしよう。 ーーーーーーーーーーーー
大学生の春休みは長い。とりわけうちの大学は特に長いかもしれない。そうなると生活リズムも崩れてくるのだが、一周回って22:30に寝て4:30くらいには起きるようになった。 一人暮らしの初期費用をケチったためにカーテンが薄い。そうするとせっかく買ったプロジェクターも夜暗くなってからしか使えない。と思っていたが、この時期の朝4:30の空は真っ暗で映画を見るのにぴったりだ。 little forest 橋本愛さん主演、「リトル・フォレスト 夏・秋」「リトル・フォレスト 冬・春」
美大に入れば絵が描けるようになるかな」と思っている数年前の私へ 「美大生だから絵描けるんでしょ?」と思われては困る。 「いやいや、描けないレベルが違うじゃん」と言われたらそうかもしれない。「描けない」の基準が君とは違うのはそうかもしれない。 そもそも美大は絵の描き方を教えてくれるところではない。 もっと言えばIllustratorやPhotoshopといったデザインソフトの使い方も教えてくれる訳ではない。 私の場合建築学科だけれどCADを教わったこともない。 全部独
2021年1月1日 今日は元日だからお正月らしいエッセイを書こうと思ったけれど何もトピックが思いつかず、悩んでいたところに頭によぎったのが「爪」。 つけ爪 私はメイクも最低限しかやらないし、髪型もアイロンを年に1,2回使う程度にしか興味がないのだけれど、爪とイヤリングのちょっとのおしゃれは好き。 だけれどセルフネイルめちゃくちゃに下手すぎて出会ったのがつめをぬるひとさんの爪でした。 かわいいの。 そして身につけるとテンションがあがるの。 安くはない値段だけれど、
これはZINE用に書いたものの最終的に掲載しなかった文章です。ZINEに関してはこちらをご覧ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あの子は何してるのかな〜と時々気になるのは高1、高2で同じクラスだったなーちゃん。1年生の頃のクラスは女子十数人全員仲良いという不思議なほど平和なクラスで、2年生のクラスは綺麗に二分されていた。 1年生の時は席が前後で、私もなーちゃんも吹奏楽部に入ったからそれなりに仲が良かった。高校の吹奏楽部は初めて楽
このnoteは現在販売中のZINEに掲載した文章です。詳しくはこちらをご覧ください。(一部違うところもあります) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 小さい頃から年上に憧れていた。お兄ちゃんが六歳上だったからだろうか。家では大乱闘(ゲームキューブ)で遊んだ記憶が一番強い。カービーしか使えないわたしは勝った記憶がない。スターフォックスやドンキーコングもやったな。3人いる従兄弟も5個上、7個上、9個上。お兄ちゃんお姉ちゃんに囲まれて育
これはZINE用に書いたものの最終的に掲載しなかった文章です。詳しくはこちらをご覧ください。 ※このnoteの後半にラストレター/岩井俊二(映画、小説)のネタバレが若干あります ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あまり周りにわかってもらえないのが「好きだけど付き合いたくはない」という感情。 「え、好きなんでしょ?告白すればいいじゃない」 「告白するってことは『付き合ってください』って言うことでしょ?」 「そうだよ」 「でも、好き
このnoteは現在販売中のZINEに掲載した文章です。詳しくはこちらをご覧ください。(一部違うところもあります) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今回「はたちのわたし」を作りたいと思った時に、映画「21世紀の女の子」の話は絶対に書きたいと思った。でもいざ書こうとなると、何を書いたらいいのかわからない。「この映画面白いんだよ」「おすすめ!」というのとは少し違う。 2018年の年末から2019年の9月にかけて計7回映画館で「21世紀
現在ZINEを販売しています。このnoteではそのZINEの内容の一部と、文量や書ききれなかった等の理由でZINEにしなかった文章のいくつかを載せています。 二十歳で大学生の今だから感じていることをエッセイにまとめました。 ~MOUNT ZINEさんの方で販売しています~ 店舗とオンラインストアの両方で購入いただけます。 追記:現在完売いたしました。 【ZINEの冒頭文】 これは私のことを色々綴ったZINEです。エッセイを読むのが好きなんですよね。「私と同じことを