つぶつぶピーナッツ
理論的にいえば時間の速度はいつだって同じであるはずなのに楽しい時間というのはどうしてあんなにも一瞬で過ぎてしまうのだろう、それはきっと時間経過に意識が向かないからだろうと思いそういう日はわざとらしく無駄に時計を確認してみたりするのだけどやはりだめであっという間に終わってしまうのだ、いつも。そんな事を考えながら、単独公演が終わってしまった喪失感の中まるで重力を奪われたかのようにぷかぷかとした日々を生きる自分とは対照的に、湧くんは既に次のステージに立っているのだということを知った