ミュンヘン🇩🇪 ストリートカーコレクション 豪雪編 【海外シングルファザー日記】
自動車大国のドイツも、その他欧州諸国と同様、路上駐車が基本です。みんな縦列駐車上手なんです。
パリとか前後余裕でぶつけて停めながら「そのためにバンパーってのがあるんだよahahha」と言い飛ばす感じで頭のネジの構造が私とずいぶん違うのですが、ここミュンヘンはみんな礼儀正しくしっかりしてるのでそんなキツキツに停めません。
ミュンヘンはこの週末に積雪量としては20年ぶり、12月としては観測史上初めての50cmの積雪に見舞われました。これが田中家のスタンダードになってしまったのでもう怖いものはありません。
そんなものすごい豪雪に見舞われたミュンヘンの路上で見かけた、素敵すぎる路上駐車の車たちをピックアップし、品評会をやっていこうと思います。
基準
積雪量: どれだけ埋もれているか
悲惨さ: 実用性がどれだけ損なわれているか
芸術点: 主観と偏見の加点要素
と言う観点で見ていきたいと思います!
エントリーナンバー#1 「除雪車、鬼畜すぎやろ」
積雪量: ★★★★☆
悲惨さ: ★★★★★
芸術点: ★☆☆☆☆
合計: 10点/15点満点
除雪車が、メインの道をどうにかしようとした結果生まれたかわいそすぎる車。目的のためなら瑣末な事情は無視して突き進む、そんなドイツ人の気質の現れでしょうか。完全に汚れた雪を被りまくった車の圧倒的悲惨さが際立ちます。積雪自体はまだ車の車種を認識できる程度なので4点。芸術性はこれっぽっちも感じません。
エントリーナンバー#2 「雪でカバー🦛」
積雪量: ★★★★★
悲惨さ: ★★★☆☆
芸術点: ★★★☆☆
合計: 11点/15点満点
綺麗に手付かずのパウダースノウに覆われた車です。車種がわからないくらいに積もっているのと、なんなら雪が重みで滑り落ちたあとに、さらに上から被せて雪が積もった感じでしょうか。もうもっふもふになってるフォルムが感動を呼びます。車を出すのは大変でしょうけども、除雪車の被害という感じはなく、あくまでも自然の雪の素材の味なので、悲惨さは感じません。
エントリーナンバー#3「英国人かくあるべし」
私のイチオシです。
積雪量: ★★★★☆
悲惨さ: ★★★☆☆
芸術点: ★★★★★
合計: 12点/15点満点
エントリーナンバー2とベクトルは一緒ですが、注目していただきたいのはサイドミラーです。
この状況の中でも自らの存在を主張するユニオンジャック🇬🇧の力強さ。どんな国にいてもアウェーでも存在感を出してくる英国紳士さながらの絶妙なウザさがあります。雪にこんだけ埋もれてても車種がわかるんよ。どゆことよ。ここまであえて意図して設計してたのであれば逆にイギリス人のエゴに拍手だよ。大英帝国さんこんなところまできてアピールしなくていいよ。
歴史的大雪をたのしむ
公共交通機関はまだ回復してませんし、飛行機も欠航が続いていますが、なかなか日本ではみられない光景が広がっているこの数日です。
カーシェアの車も雪に埋もれてドアも凍結してて開かないときにどうするのかで特許を一本書けそうな気がしますw
ドイツ人はこんな雪の中でもチャリで走ったりしてて正気を疑ったりw
そんな環境でも僕たちは元気にやっています。
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