「わたしはガラスと結婚して、富山に嫁ぐの!」 こう言い張ったのはわたしが高校3年生のとき。富山にあるガラスの専門学校を受験すると決めた頃。 せっかく美大附属の高校なのに!? 外部受験は大学への推薦権を破棄することになるのよ!? と、先生たちは心配してくれたけど、頑として譲らず。心配されるたびに冒頭の台詞を繰り返して、本当に美大への内部推薦権を破棄し、富山ガラス造形研究所を受験した。 そもそも高校時代のわたしは絵画専攻だった。 暇があればクロッキー帳に絵を描き、放課後は