【連作小説】薬膳cafe五花 プロローグ
あらすじ
北海道のとある街で両親と40代まで平穏に暮らしてきたフキ。東京に住む叔母から喫茶店を手伝わないかと声をかけられる。自分の可能性を広げたいと思い始めていたフキは両親を説得し、思い切って上京する。叔母が長年続けてきた喫茶店は店仕舞いをすることになり、フキが新たに『薬膳cafe五花』をオープンさせることになった。来る人々の心がホッと癒されて笑顔で帰れるように…。フキの想いは伝わるのか。下町の薬膳カフェを舞台にほのかに優しい人々の交流を描く。
プロローグ