見出し画像

クッキングバトル

ある日、NZ出身の人と料理について話していると、


「俺の方がお前より料理うまいと思う」

「はあ??なんでやねん!!」

「いつも味付け忘れたり、焦がしたりしてるやん」

「まあ、確かにそうやけど、本気になればちゃんとした料理作れるわ」

「じゃ来週、料理対決しよーぜー」

「いいーよ!」


突然、私とNZの料理対決が始まりました。
審判はその場にいた、日本人がやってくれることに。

料理対決のルール
・30分以内に作り上げること
・どんな料理でもいい
・審判が美味しいと思った方の勝ち


実は私は料理があまり得意な方ではない。
しかし、とても馬鹿にされた言い方だったので、売られた喧嘩は買ってやる精神で挑んだ。

他の住人やネットのレシピをみて何を作るか調べて、悩み抜いた結果、
私はボロネーゼを作ることに決めた。
なぜなら、夜ご飯を食べに行ったときお店のボロネーゼが美味しくレシピを調べると私でも作れそうな感じだったから。

次の日、料理対決に向けて練習を始めた。
食材を細かく切り、コンロの火が弱くゆでるのに時間がかかり、30分以内に作り終わらなかった。
しかし、食べてみるとめっちゃ美味しく味は問題なかったが、ニンジンが少し火が通っておらず硬かった。

今日の反省を生かし、また次の日もボロネーゼを作った。
今回は、ニンジンをもっと細かく切って火の通りを早くすることと、先にポットでお湯を沸かしてパスタの茹でる時間を少しでも早くする作戦を立てた。

今回のボロネーゼは大成功だった。時間内に完成し、すべての食材に火が通っていたし、味も完璧。

料理対決 当日

夜7時から共同キッチンで料理対決がはじまった。
私はすぐにポットでお湯を沸かしに行った。そっから、パスタを用意し食材を切り始めた。

相手はフライパンを使いお肉を焼き始めていた。

私たちはお互い何を作るのか知らない状態だったので、何を作っているのかとても興味があった。しかし、そのことを気にしていると時間が無くなるので自分のことに集中をした。

NZはお肉を焼き終わり味付けを済ませ、ボウルにご飯をいれ、その上に焼いたお肉をのせて
「完成!!」

私はめっちゃ焦った!「もうできたん!?」と思いながらも手を止めず作った。

数分後

最後にチーズをトッピングして、なんとか時間内に間に合い完成させることができた。

審判は先に出来上がったNZの料理を食べていた。ドキドキしながら、結果発表の時間を待った。
お互い、相手の作った料理を食べた。

NZの作った料理は、レモン豚丼。味はさっぱりしてて、ご飯との相性も良くとても美味しかった。(顔には出さなかったけど)

画像1


結果発表


勝者は、、、

「ボロネーゼ!!!」

「エ!ヤッターーーー!!」

なんと勝つことができました!!
NZの人はとても悔しそうな顔で私を見てた。

私がまさか勝てると思っていなくてうれしかった。
NZの人が

「もう料理へたくそって言わないし馬鹿にしない」

今後、料理に関して馬鹿にしないことを約束してくれました✌



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?