伸びる若手教師がしたほうがよいこと
結論
絶対に授業参観をすることです。
私が入りたての頃に50半ば先輩教師に「全部真似しなくてもいい。使えそうだな、使ってみたいな、と思ったものだけを盗みなさい。『まなぶ』は『まねぶ』だよ。」と教わりました。それから、私は授業参観に行くようになりました。
ただ、授業参観をするのに注意事項があります。レベル別で紹介したいと思います。
参観前の行動
申し込むだけで立派です。すばらしい!ただ、申し込む方法には、いくつかあります。
レベル1
【当日に言いに来る】です。いくら教師歴が長くてもいきなり見に来られたら、少しばかり準備も必要だと思うので困りますよね。
レベル2
【前日に言いに来る】です。準備の時間は多少ありますが、子どもが帰った後はかなり忙しいです。前日に準備は多少無理がありますね。
レベル3
【数日前に言いに来る】です。これができたら花丸です。準備の余裕もありますし、お願いする立場からも再度どこを学びたいのか、確認する余裕が生まれます。そして、参観に行くということはクラスを空けるということなので、自習の準備もできますね。
参観後の行動
レベル1
【何も言わない】です。
これは、礼儀マナーから逸脱していますね。ちゃんとお礼ぐらいは言いましょう。
レベル2
【お礼だけ言う】です。
お礼を言うのは当たり前ですし、まあいいでしょう。ただ、少し物足りないですね。相手はわざわざ時間を作ってくれています。
レベル3
【お礼と色々質問だけしてくる】です。
まあまあいいですね。質問をするということは、それだけしっかり見ていないとできないですし、学びたいという気持ちが伝わってきますね。
レベル4
【お礼と質問、得た学びを口頭で伝える】です。
素晴らしいですね。「あなたのおかげで○○が学べました。」なんて言われたら教えがいがありますね。教えたほうも「よかった」って気持ちになりますね。
レベル5
【お礼と質問、参観した学びを口頭と紙などに文章を書いて伝える】です。
これを出来ている人は見たことがありません。教師とはどんなに経験を積んでも学び続ける職種です。他者の目から見ないと自分ではわからないことが山ほどあります。なので、参観させる側も自分や相手の学びにつなげたいと思っています。口頭だけで伝えるのはいいのですが、教師はブラックと言われるほど忙しいので紙などで文章を書いて伝えられたほうが振り返ることもでき、すごく助かりますね。
参観前の行動はせめてレベル2からは、参観後の行動はせめてレベル4からしてもらえると、若手教師は伸びますね。
まとめ
授業参観は目的をもって、数日前にはお願いをしましょう。
参観後は口頭や文章にして学びを伝えましょう。
また、参観だけでなく、「ご指導下さい。」「授業を見に来て下さい。」という先生も伸びますね。
以上、【伸びる若手教師がしたほうがよいこと】でした。お読みいただきありがとうございました!
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