読書会、それは「いい歳した大人が童心にかえって友達を作るプロセスを踏む場」だった話
磯野さんの本『ダイエット幻想』を隔週で読む読書会に参加した。
場所は我が家からのzoom。
一章ずつの内容を取り上げて、課題を提出したり、少人数で話したり、終了後の感想を書いたりする。
多分大学のオンライン授業に近い。
違いはテストがないこと。
そして、覚えることより考えることが多いこと。
そんな読書会には、今回30名以上の参加者がいた。
当たり前の話だけど、みなさんはじめまして。だった。中には磯野さんの別のオンライン講座に参加されていた方も居ると思う。でも、やはり初回は常連さんたちもみんなぎこちなかったと思う。
それが回を重ねるにつれて、どんどん変わってきた。後半数回は、笑いまくった。
ミュートにして、声を出して笑う。
これ、昨年から沢山のオンライン勉強会に参加していて、ほぼ初めての経験だった。
おいおいダイエットの話どこに行った?
いや、そうなんだよ。
これは摂食障害や痩せることに関して、様々な角度から考える一冊なのだ。
マーケティング
文化
科学的であること
可愛い
他者との距離感
きちんと考えた。そしてすごく苦しんだ。
私の苦しみが摂食障害ではなかっただけで、背景は近いものをたくさん抱えていたと、気づいた。
我がことだった回は、本当に苦しかった。
でも、その苦しさに向き合ってみたら、
読書会なのに、人生がひらけた。
読書会でのカミングアウトが、私に勇気をくれた。
可愛いをやめて良い
新たな扉が開かれて
可愛いをやめて綺麗になろうと思ったのに
開き直りすぎて「面白いこと」を目指したくなった。
そんな変化が読書会で起きた時、
私はこの会に参加されているみなさんを
すごく信頼していることに気づいた。
会ったこともない。
そして相手の背景も知らない。でも面白いと笑い、「それはクソだな」と怒り、時に悔しくて泣いた。いかんせん場所は我が家。側から見たらおかしいほど、画面の奥の人たちと感情を共にした。
たぶんだけど、これが磯野さんの力で魅力なのだと思う。
文章を書く力、聞いた内容を整理する力、そして何よりデッドボールな内容を「面白い=正解」としてストライクに見せる力。
私は本業で割とかなり相当怪しいこと(あくまでもツボ案件)もしてきたのだけど、その中で確信しているのは、場をリードする人の決意や理念が参加者の力をコントロールすることだ。
レッテルを貼るリーダーの元には、マウント合戦がおこる。NOを言わせないリードだと、忖度が起こる。
ダイエット幻想読書会はどうだ?
磯野さんは率先して楽しんでいた。
友達を作る時って、損得ないよね。
楽しい時に友達って増えるよね。
今我がこが、友達付き合いで悩んでいるけど、
大人になった私は、再現あるアドバイスが出来なくて悩んでいた。
今はちょっと、わかる気がする。
別れたくないし、またこのメンバーで学びたいし、語り合いたい。
実はまだあと一回、みなさんにお会いできる。
ちょいとそれは、ご褒美だと思っている。