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物理カード不要なeSIM

eSIM。よく理解していなかった。要チェック。

「eSIM」とは、携帯電話に入っている「SIMカード」というICチップと同じように機能するソフトウェア。SIMカードに記録されている認証情報をインターネット経由でダウンロードできるため、お店に行って契約することなく、自宅で契約して、その時点から利用開始できます。
IIJmioのeSIMはモバイル通信の標準規格を採用しており、eSIMに対応するWindows 10搭載PCでも利用できます。たとえばMicrosoftのSurfaceシリーズやLenovo、ASUSなどが販売する一部のWindows ノートパソコンではeSIMを搭載しており、こうした機種なら利用できます。IIJではSuface Pro LTE Advancedなどで動作を確認しています。
また、MDMと呼ばれる、企業向けのデバイス管理機能から、eSIMを発行する検証も行われています。こちらのメリットは、企業が従業員に貸出するスマホに対して、物理的に触れることなく、SIMカードの設定を一括で行えるということ。企業で貸出端末を管理する負担が軽減できるというわけです。
「大容量プランほどデータは使わない」という人にとって、eSIMは魅力的な選択肢になり得る。しかし、残念ながら現状では以下のような制限があり、利用できるユーザーは限られる。

・IIJのeSIMが利用できるのは現状、SIMフリー仕様のiPhone XS/XS Max/XR、iPad mini(第5世代)、Air(第3世代)、11インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro(第3世代)、Surface Pro LTE Advancedのみ
・選べるプランは「月間6GB・データ専用プラン(月額1520円税抜)」のみ
・未使用のデータ容量の繰り越しは可能だが、IIJ会員間での容量シェアは不可

とくに、iPhoneを中心に対応端末が限られている点が、おトクになるユーザーの幅を狭めている。

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