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『おやすみ、ぼく』|1日よくがんばったね。また明日|大人も自分に優しくなれる、寝かしつけ絵本
この絵本で1日を締めくくれたら素敵だな。そう思う絵本がある。
穏やかで優しく、甘い眠りにつくにぴったりの絵本。気づくとまぶたが重くなってしまうような、安心とやすらぎとささやかな幸せを与えてくれる。
そんな1冊がこちらだ。
『おやすみ、ぼく』
アンドリュー・ダッド/文 エマ・クエイ/絵 落合恵子/訳
クレヨンハウス
サイズ:24×24cm
ページ:数32
アンドリュー・ダッドさんはオーストラリアで作家・俳優・タレントとして活躍されている方。エマ・クエイさんはイギリスの絵本作家・イラストレーター。
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表紙のチンパンジーが、この物語の主人公。舞台は1日の終わり、お休みの時間のこと。
チンパンジーは、自分のからだのパーツひとつひとつに声をかける。あし、おしり、おなか…。今日1日自分と一緒に過ごしてくれた自分のからだに、おやすみと声をかけていく。
背景の優しいうすむらさきが、あたたかく眠気を誘う。全てのページが穏やかで、安心できる空間そのもの。からだも心もゆっくりほぐれ、リラックスできそうだ。
体を労わること、自分に優しく声をかけること。それはいつか、他者を気遣うこと、大切にすることにもつながるだろう。
だからこそ絵本を通して、自分を労わること、1日の最後のおやすみの時間をやさしい気持ちで過ごすことを伝えたい。「おやすみ、ぼく」を子どもがまねっこしてくれたら、どんなに素敵なことだろう。意味をよくわかっていなくても、単に音として言葉を発するだけでもいい。
君は1日よくがんばったね。また明日。
絵本についての私のnote
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