五つの鞘
これは先日聞いた、鞘の話。
鞘とは
鞘(さや)といえば、さやえんどう?
と思いきや、豆は「莢(さや)」らしい。
鞘というと、刀の鞘しかGoogleは出してこない。
とにかく。「人間は5つの鞘で出来ている」という話について。
人間の存在は、マトリョーシカや、玉ねぎのように
5つの層が包まれるようにしてできていると考えられている。
食物鞘
正気鞘
意志鞘
理知鞘
歓喜鞘
一番外側の層は、「食物鞘」
つまり「私たちは食べるもので作られている」という、
目で見えている”身体”を作る層。
二番目の層は、「正気鞘」
身体の中にエネルギーを取り入れて、循環させる。
”呼吸・消化・循環・排泄・生殖器官”など、
体外に出す器官などがイメージしやすい。
三番目の層は、「意志鞘」
”目・耳・舌・鼻・皮膚”
これらの感覚器官から外部の情報を受け取って、影響を受ける。
その思考や、感情の層のこと。
四番目の層は、「理知鞘」
感情に流されず、五感から得た情報を判断し、
自分の感情を決定する、”知性”の層。
五番目、一番内側の層は、「歓喜鞘」
人間の本質は、いつも歓喜に溢れた幸せなものである、という。
ヨガに当てはめると、少し分かりやすい。
食物鞘=姿勢・ポーズ
生気鞘=呼吸
意志鞘=集中
理知鞘=瞑想
歓喜鞘=三昧
三昧って、、、?と、やはり歓喜鞘だけピンとこないのは、
自分がまだ鞘の外だからなんだろう。