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《 金縛り 》

皆さん、GMしてますか。
昨夜は久しぶりの金縛りにあった加藤です。寝てるとき頭の上でラジオのノイズが鳴っていて、「うっせえな」と思ってましたが、よく考えてみるとラジオなんて家にないよなと気づいた瞬間、金縛りになりました。

両手を握りしめて寝ていたのですが、引き離そうとしてもまったく離れないし、「ああー、金縛りや」と頭では理解してても、ホント動かないですね。そして、昨日の金縛りは長かったこと。もしかしたらほんの数秒だったのかも知れませんが、実感としては5分間くらい肉体と精神が乖離したような状態でした。

いや、精神が肉体という牢屋に閉じ込められたままといったほうが、適切な表現です。声も上げられへんかったし、普段できている当たり前のことが当たり前でなくなったとき、こんなに発狂しそうになるんかと感じると、改めて寒気がしました。健康にしても何にしても、「ありがたみ」ってそれを失ったときに、ようやくその真価を知ることになるんやと勉強になりました。

厳密にいうと、ラジオの音が幻聴やと気づいたとき「金縛り」をスーパーキャンセルするタイミングもあったんですけど、酔って寝ていたこともあって心のどこかに「面倒くさい、もう、どうでもええわ、いったれ」的な発想があったことは明記しておきます。縛られる前にぐわっと身体を動かすと、スーパーキャンセルできるの知ってましたか。
ちなみにスーパーキャンセルというのは、エレベーターの行き先を間違ったときに訂正するコマンドのことです。

三菱やパナソニックのエレベーターはボタン2度押しで、一度設定してしまった行き先階をキャンセルできますが、フジテックのエレベーターは超マニアックでボタン5回押しでした。この方法を発見したときはエレベーターの中で狂喜乱舞しました。

噂には、日本オーチス製のエレベーターがさらにマニアックなコマンドだと聞いていますが、まだ出会えていません。

さて、2001年から2021年の20年間を振り返りましょう。もう、ここからいきなり自分の仕事の話しです。

この20年間は、会社がパソコンを導入して、インターネット回線を引き、ベーシックな部分においてはある程度統一された環境で実務を遂行することはできましたが、働き方の面でいえば全然できてへんやんと思います。やっとこのコロナもあって、無理やりでもスタート地点に立たざるを得なくなった企業が多い現状です。スタートといっても、実情は「オンライン会議」のためにZOOMを導入してみましたレベルの会社が多いです。

僕の「 I T 参謀 」というサービスの需要は、2040年から2050年ぐらいまで必須だろうと目算してます。今、生まれてきている子供たちが大人になった頃、社会はようやく旧態依然から抜け出せたと言える時期が来るのではないか。

・業務のクラウド化
・コミュニケーションツールの活用
・実務の自動化

おおまかにみて、これらの要素が三位一体となって会社の生産性を上げ、効率化を進めることでコストダウンへ繋がり、さらには働く人がムダな時間を使わなくて良くなります。

この3つのことを、どうしようとも思わない年配の方々がふんぞり返っているうちは、若い人たちの声も届かないことでしょう。金縛りと同じですね、会社にいながら社内の本当に吸い上げないといけない声が届かない。また、機能しない。「オンライン会議」で I T 化を済ませたとタカをくくるのは、非常にマズいです。

原付スクーターのことを「バイク」というくらいマズいです。本当のバイク乗りからすれば、スクーターはバイクではないからです。というか、バイクと言って欲しくない。本当の焼きそば屋からすると、カップ麺の焼きそばは「焼き」ではなく「茹で」であって、 I T 捜査官の僕からすると、Zoomの導入で満足して本質的な業務改善ができていないのは、童貞です。

仕事環境を変えなくてはならなかったのは、コロナによってではなく、変えるべき仕事環境だったから変えなくてはならないのです。

なんか、禅問答みたいな言葉やな。

でも、コロナはあくまで転換のキッカケです、このキッカケを上手く使いましょう。やり方が分からないのであれば、誰かに聞いてください。誰かも分からないのであれば、僕や I T 参謀を訪ねてください。

時代は変わります。でも、そこには「ホンマに変わろう、変わらんと生きていけん」という志や危機感がないと、変わったことにはなりません。

世界規模でテレワーク(リモートワーク)という壮大な実験が行われて、従来の一か所に皆が集まって仕事をすることと比べて、あまり業績が変わらなかったという確証、そしてそれを受けての反応がいろいろな業界から行動として出てきています。

2040年には、その会社の I T リテラシーが率直に問われることになるでしょう。過去何年続いたとか、どういった業績があったとか、そういうところで評価されるより先に企業としてのスタンスが問われる時代です。今の世の中で育った人たちが社会人の第一線となるのですから、もう価値観が違うわけです。今の当たり前は明日のナンセンスになるわけです。

資本家である大企業がそちらに舵を切り出しているのですから、中小こそフットワークの軽さを活かして I T 化を先に完了することが、どれほど重要なのかということに気づいてください。

これまで自分の信じてきた仕事のやり方、慣れた環境を腑に落ちないまま変えていく、ということに抵抗があるのは重々承知しています。それは僕がこれまで多種多様なクライアントと仕事をさせてもらった経験値として知っています。でも、その先にあるのはグッドマネジメントです。

約束しましょう、グッドマネジメントです。

ダーウィンが「種の起源」にてヒトは進化の過程で猿だったと説いたとき、アダムとイブを信奉する人たちは事実を飲み込もうとしませんでした。自分たちの知っていることと違ったものがやって来たからです。ガリレオが地動説を唱えたときも、前述と同じ理由で、当時の権力者にとってその事実は都合が悪く、異端だとして突っぱねられました。ガリレオの正当性が認められたのは350年後です。

イカれてるじゃないですか。それと同じことです。

この記事を読んで、「うわあああああああああ!なめくさりやがって!」と怒号を上げる経営者の方がおられましたら、是非とも相談に乗りますので、あなたの最寄り駅の掲示板に【XYZ】と書いておいてください。

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業務改善と働き方の見直しにより、社内での心身の健康を保てるようにして、病を減らしていくことに貢献します。

また、会おう。

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