第十三章「もう遅い! 脱出不可能よォォ!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーーーーッ!!!」
過程や…!!!
方法など……!!!!!
どうでもよいのだァーーーッ!!!!!!
どうだ!このiphoneの煮付け攻撃は!!!!
勝ったッ!!!!!!!
死ねいッ!!!!!!!!!!!!!
ジュュゥゥゥゥゥゥゥ…………
ンッン〜〜〜~~~~~!!!!!
実に!!!
スガスガしい気分だッ!!!
歌でもひとつ歌いたいような
イイーーーー気分だ~~~〜〜〜〜
フフフフッ!!!!!
ハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!
こうして、僕の連絡手段は絶たれた。
まるで、時が止まっていたかのような、
一瞬の出来事だった。
ヤツのスタンド能力には勝てない。
それくらい、当時の僕にも分かっていた。
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「こんな化け物をやっつける策があるのか?」
「ああ、あるぜッ!!!!!!!!」
「え!?…あるのか!!!!!!」
「たった1つだけ残っている策があるぜ!!」
「とっておきのやつがな……!!!!!」
「そ、それは一体……?」
「逃げるんだヨォォォォォォ〜〜〜〜〜〜ん」
僕は1日かけて夜逃げの準備をした。
机の上に
「君には疲れました。しばらく探さないで。」
と書いた紙をおいて、
1週間分のワイシャツと貴重品をもち
僕は早々に夜逃げを決行した。
行くアテはあったが、説明が面倒だったので
アパホテルに泊まることとして
深夜の3時にチェックインをした。
アパホテルでの生活は快適そのものだった。
夜中に発狂しだす同居人がいない生活は
本当に幸せの極みであった。
「一生この生活が続きますように」と
フロントの短冊に書いたのを今でも覚えている
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「とうおるるるるるるるる」
「とうおるるるるるるるるるるるる」
朝起きると着信が120件と
メッセージが500件ほど入っていた
きっとあのメッセージをよんで
スタンドが暴走しているのだろう
植物のように平穏に生きたいと願う
この僕の人生に、、、
こんなヒドイ事が
あっていいはずがない……!!!!
僕は、吉良吉影の言葉を思い出していた。
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「プルプルプルプルプルプル」
それは、
アパホテル生活4日目の出来事だった
部屋の電話が鳴るだと…?
フロントだろうか、
まあ、いい。出てやろう。
ガチャ
「〇〇さんはこちらの部屋にいますか?」
こ、こいつ、、、、、
なぜ僕の名前を知ってやがる?
フロントマンの声じゃゃああねえ!!!
まずい!!!!
スタンド攻撃だ!!!!!!
「すいませんが、どちら様ですか?」
冷静を装いながらも、冷や汗が止まらない
「わたくし、〇〇警察署の〇〇です」
「〇〇さんに自称婚約者の方から捜索願いが出されていますが、今なにされてますか?」
な、なに!!!!?????
捜索願いだとーーーーーー!!!!?????
やはり、あのクソアマ
ただのスタンド使いじゃあねえ、、、
闘い慣れしてやがる、、、!!!!!
僕はみていた警察24時を消して
詳しい状況を説明してもらった。
ヤツのレクイエムは暴走していたのだ。。
「〇〇さんが毎日警察署に来ているので、
家に帰ってあげて下さい。こちらも困ります」
なぜ僕が怒られないといけないのだろう。
世の中は理不尽が7割というが
あまりに理不尽すぎではないだろうか。
ふざけた話だ。
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覚悟を決めろーーー!!!!!
僕は2週間後、再び戦地に戻ることになった。
ガチャ
「………ただいま。」
「フンッ!!逃れることはできんッ! !!」
貴様はチェスや将棋でいう
『詰み(チェック・メイト)』に
はまったのだッーーー!!!!!!!!
「貧弱!貧弱ゥゥゥゥーーーーーー!!!!」
「もう遅い! 脱出不可能よォォォォ!!!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
たしか、なにか言っていたが、
僕には、こうとしか聞こえなかった。
ここから、
また騙されて婚約届をかかされるまで
そう時間はかからなかった……
To be continued…