第七章「夢か、理想か、現実か…」
昨今、世の中には
“地雷系女子”や
“地雷系ファッション”と言った言葉があるらしい
地雷…?
もう同じ轍は踏みたくないので
意味を調べてみたところ、
「見た目ではわかりにくいが、
間違って関わってしまったら最後。
非常に大きなダメージを与えてくる女の子」
「見た目からは本性がわからないものの
実際は、非常に面倒くさい性格をした女性」
と記載があった。
メンヘラと地雷は同じなのか?
それとも彼らも、
新手のスタンド使いなのか…?
どちらにせよ、対応は同じだ。
間違って関わったら大変なことになるらしい。
次から見かけたら躊躇せず走って逃げよう。
世の中、危険がいっぱいだ。
まともに生きるだけでも、本当にひと苦労。
やれやれだぜ。
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ここからは、
僕のハッピー幸せボーナスタイムの話になる。
やっとの思いで自由な時間を手に入れた僕は
しばらくの間、羽を伸ばすことにした。
……いや、その予定だった。
気晴らしに大学の部活を観にいこう。
先輩風を吹かすのは苦手だが
後輩達の成長をみるのは実に気分がいいものだ
一応、
監督やコーチには気を使おうと思い
後輩に連絡をとってみる
………二日酔いだ。
前日の夜から朝まで酒を飲んで
そのまま練習に向かい、ホームから転落したんだ
僕は一瞬で確信した。
どうして僕の周りでは
連日おかしな事が連発するのだろう。
スタンドが関係しているのか…?
だとすると、この人もDIOの刺客なのか…?
いや、刺客にしては弱すぎるぞ。
自ら線路に転落することで
電車の到着時間を遅らせるスタンドか?
いや、身体張りすぎでは?
やめておこう。
あんまり書きすぎると
物理攻撃を食らいそうなので
ここではこれくらいにしておく。
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ところで皆さんは、
ワンカップ大関という名酒を
ご存知だろうか。
西成に行くと、
誰もが片手に握りしめているほど
メジャーかつポップな、可愛いお酒である。
この時期に、
この言葉が、どれだけ身に染みたのかは
もはや、言うまでもないことである。
夜中の4時に電話がなっていないこと。
デート中に奇声をあげる人が横にいないこと。
定期的に遺書を書く人がそばにいないこと。
これこそが、まさに、
ありったけの、ふつうの幸せ である。
異論はあるだろうが、認めるつもりは一切ない。
ずっと欲しかった
ポルナレフのマイダーツも買ってやった。
こんなに耐えたんだ。自分へのご褒美だ。
ダーツカードもあったのだが
酔った勢いでどこかに忘れた。
いや、無くしたのか? ん、まあ、いい。
20年近くも生きていれば
そんなことの1度や2度くらいあるだろう。
気にするな。
そんなことより
スタンド攻撃のない夜は、実にいい。
まるで時が止まっているかのような
夢か、幻覚でも見ているかのような、
そんな不思議な感覚だ。
いや。まてよ。妙だぞ。
休戦中とはいえ、ヤツはバグってる。
あのクソアマが、何もしない訳がない、、
何かは分からないが、
何かすごく良くないことが起きる予感がする、、
お、起きろ、ポルナレフ!!!!!
これはスタンド攻撃だ!!!!
夢なんかじゃあねええええー!!!!
とうおるるるるるるるる
とうおるるるるるるるる
とうおるるるるるるるる
とうおるるるるるるるる ………
to be continued…