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第五章 「このクソアマがぁ!!!」


真実を全て話すことが
必ずしも正義とは限らない


「人を騙すと決めたなら、完璧に騙せ」

昔、誰かが、どこかで言っていた。


付き合った人のことが
なぜ好きだったのかは時期に忘れていく

だが、付き合わなかった人のことが
なぜ好きだったのかは簡単には忘れない

踏み込まない方がよかった境界線は
何事にもきっとある。

そんな気がしたり、しなかったり。。


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僕の個人的な経験談だが
できるだけ喧嘩はしない方がよい

もし喧嘩をするならスマートにするべきだ

そうでないと



携帯を煮られたり、

醤油、みりん、砂糖で煮られた
僕のiphone 8



発狂しながら、傘で壁に穴をあけられたり

破損箇所、一部抜粋




まあ色々と、面倒なことになるからだ。


だが、

相手によっては
コミュニケーションが困難な場合があるのも
もちろん重々承知している。



当時、24歳の僕は
メンヘラとの意思疎通に常に頭を悩ませていた

会話が成立しないからだ。

なにせ、


僕には、動物園での飼育員経験も
サーカス団での調教経験も何もない

義務教育でも、進研ゼミでも
全く、一ミリも習った覚えはないのである



まあ、無理もないだろう


確定申告のやり方と、
メンヘラの取り扱い方については

早急に、授業に取り入れるべきだ


そうでもしないと

近い将来、確実に日本はダメになる。

断言できる。


口を開けながら
がんこちゃんだの、さわやか3組だの、
呑気に見ている場合ではないのである。


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「私、勤務先、浜松にきめた!」

幻聴だろうか、

また何か意味の分からないことが聞こえる



洗い場の蛇口をしめて
僕は、もう一度ききかえした

「決めた!って聞こえたけど…?
 そもそも同棲するにしても、
 まだご両親に挨拶もしてないし、家は?
 ここじゃ狭すぎるよ?」


 返答は分かっていた。


「え?私のこと好きじゃないの??
 どういうこと?一緒にいたくないの?
 え?信じられないんだけど、、」


信じられないのは、おまえの思考回路だ。
寝言は寝て言え。さすがに我慢の限界である。



そのスタンド攻撃は、
俺の日本酒が後で無かったことにしてくれる
ここは、踏ん張りどころだ。。


「論点ずらさないでよ。
 もっと建設的な話がしたいんだけど。
 冷静になったら、また会話できる?
 言わないといけないこともあるし。」


後は野となれ山となれ。
今回こそ、、今回こそ、言ってやるんだ。

俺はヤツの飼育員でも調教師でもない。



終わりにするんだ!!!


「ひ、ひどい!!!
 私はこんなに〇〇君のこと好きなのに!
 もういい!!死ぬ!!!!!!…ブチ」


勝った………のか………??



死ぬ!は50回ほど聞いてきたが

今のところ本当に死んでいる様子はないので

たぶん今回も、例の呪文がくるのだろう。


ーーー1時間後ーーー


ピーポーーーピーポーーー
ウゥーーーーーーーーーーーーン



「10階だ!!いそげ!!!」

4台も止まっている。何事だろう。


10階…?
なんだが、、すごく嫌な予感がする。


ま、、、まさか……!!




ピンポーーーン

「すいません、〇〇さんのお宅ですか?
男性が倒れていると通報うけて来たんですが」


ス、スタンド攻撃だ…!!!!!!!
ヤツの攻撃はすでに始まっていたッ…!!!



テ、、テメーーー、、、、

やりやがったな、、
このクソアマがぁーーーー!!!!!!!!


to be continued…




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