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縁(えにし)
7月に入ってから、仕事関係で嬉しいことが続いている。
まずは駆け出しのライター時代からお世話になっている企業様から、7月から昇給するというお知らせをいただいた。
しかも大幅な昇給。
現在赤子を抱えながらの仕事をしていて、かなりご迷惑をおかけしているのに、である。
クオリティは落ちていないだろうか。
役に立つものを納品させていただけているだろうか。
と、日々悩みながら仕事をしていただけに、言葉では言い表わせないくらいの喜びだった。
妊娠を報告した時も皆さん大喜びしてくださり、それから産前産後のお休みに入る時も「復活待ってますよ!」と言ってくださった。
これほどの方々に巡り合えたことを、本当に嬉しく思っている。
そして、もうひとつ嬉しいことがあった。
産休から復帰されたお客様から、再び長期でのお声がけをいただいたのだ。
しかも、今まで任されていたことに加え、新しい仕事も。
とてもとても嬉しい!
仕事運が上昇しているのを感じるし、なにより自分が今までやってきたことが認められたようで、幸せである。
息子を中心に動く日々は、大変だが幸福だ。
あっという間に大きくなってしまう彼の成長を、日々少しでも見逃すまい、と過ごせてはいる、けれど。
やはり、一時期は「世間から切り離されているみたいだな」と寂しい気持ちになったたこともあったので、仕事で評価されると、社会的にもきちんと繋がっていられているような気がして、安心する。
縁の大切さ
わたしの母は大阪で美容院を経営している。
お商売をやっている家で育ったので、家の中では頻繁に「ご縁」という言葉が飛び交っていた。
母はいつも言っていた。
「私は、お客さんとのご縁に助けられている。自分にとって良い縁を引き寄せること。それが何よりも大切なことなんや」
縁、とは目に見えないものである。
だから気づかない人は気づかないし、気にならない人は気にならないものだと思う。
絶対に必要なのか?本当に縁なんて概念は存在するのか?
そう尋ねられたら「その人によりますね」と言うしかない。
信じる人は信じるし、必要のない人は必要のないことなのだろう。
でも、わたしは「縁」っていうのは、本当にあると思っている。
ご縁に導かれて出会ってしまった人、というのは—少なくとも私の人生においては—存在しているのだ。
人生で行き詰った時、いつも助けてくれるのは思わぬところからの「縁」だった。
「え?こんなところに?」という場所で出会い、導いてくれる人がいる。
わたしの人生はそんな「縁」で持っているようなものである。
わたしを取り巻くのは…
ただ、確かにこの世の中には「良い縁」もあれば「悪い縁」もある、と思う。
以前、女性支援団体で働いていた時、当時の上司に「出会ったからといってどんな縁も結ばなくてはならないわけじゃないんだよ」と言われた。
「自分をおびやかす出会いも確かに存在するのだから、うまく見極め、必要であれば切る」。
生きていれば、必ずそういった決断を迫られることがある。
それは自然なことだと思うのだ。
ただ、20代の頃に比べて、ひとつひとつの「良い縁」が強固なものになってきている気がする。
若い頃には小指から無造作に繋がっていた縁の糸が、数は少なく、しかし太く強いものへと変化しているのを感じる。
そして今、わたしの小指からしっかりと繋がっている「縁」の先には、わたしを取り巻く人々がいる。
「今の自分」を築き上げたのは、自分だけの力ではない。
ご縁があって繋がってくれた人々から影響を受け、今の自分が出来上がっているのだ。
当たり前のことだが、このことを”ちゃんと”分かっているのとそうでないのとでは、ずいぶん大きな違いがある気がする。
そんなことを考えていると、この世に生きていることすら、何か人智を超えた大きなものによって決まっていることなのかな?…と思ったりもする。
自分を取り巻く人々のことは、非常に興味深いテーマだ。
そう思って、新しいマガジンを作りました。
この人たちが居なければ、今のわたしは存在していないかもしれません。
これからもnoteワークのひとつとして、「周囲の人」のことを綴っていこうと思います。
よろしければ読んでみてください。
***
お知らせ
2022年7月20日(水)20:00~
noteで出逢った仲間たちと作った
有料マガジンが販売になります!
1記事200円の記事が10人分収録されており、
マガジンごとご購入いただくと500円というかなりお得なマガジンです。
購入者様には先着で嬉しい特典もありますので、
どうぞこの機会にお求め頂けますように。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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