【2年】総選挙からの現在地
2018年6月16日、AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙 〜世界のセンターは誰だ?〜が開催され、中村歩加さんは64位という順位を獲得した。
そこから約2年が経った。
今回はその総選挙によってもたらされた影響などを振り返ってみたい。
総選挙の結果
先に書いたように総選挙の最終順位はは64位だった。
同時期に開催された総選挙SHOWROOMは3位。
両方ともランクインをして万々歳に見えるかもしれないが、実際はどうなのだろうか。
元々、目標としていた順位は総選挙が49位でSHOWROOMは2位だった。
結果的にはランクインしているが、総選挙は公約を果たすことが出来ず、SHOWROOMもあと一歩というところだった。
これを成功と呼ぶかどうかは各々の考えがあるだろう。
私の考えとしては、最低ラインをクリアしただけ。最高の結果には程遠い。というものだ。
前年の総選挙ではランクインランクインさせることが出来なかったため、年齢を考えても今年ランクインさせてあげなければ翌年は厳しいだろうと思っていた。
最低ラインをクリアしただけなので完全には喜びきれない部分があった総選挙の結果である。
ランクインで得たもの
総選挙にランクインしたことで得たものはなんなのか。
総選挙64位という箔がついたことは間違いない。
48グループではメディアで紹介される際に、「総選挙○位」という表記のされ方をよくする。
これがあるかないかでは大きく違ってくる。
楽曲への参加というのももちろん大きなものだ。
フューチャーガールズとしての「ある日 ふいに…」
SHOWROOM選抜としての「"好き"のたね」
この2曲への参加を勝ち取ることができた。
今まで何かに選抜されて楽曲に参加する機会が多くなかった中村歩加にとっては大きな出来事となった。
(どちらの曲も披露した機会があまりにも少ないが)
そして、NGT48としては4thシングル「世界の人へ」の選抜も勝ち取ることが出来た。
この世界の人への選抜は16人中14人が総選挙にランクインしたメンバーで構成されており、そのポジションも順位をほぼ反映した内容となっていた。
総選挙へランクインしなければ世界の人への選抜も無かったのだ。
他に得たものは何か。
細かなことは沢山あるだろうが、ランクインをきっかけに中村歩加を推し始めた人を獲得できたのはあるだろう。
数は多かれ少なかれ存在することは間違いない。
ランクインで失ったもの
ランクインで失ったものなど存在するのか?と思う方もいるだろう。
しかし、現実問題として存在する。
その一つがオタクだ。
2年前存在したオタクが離れていったという例は少なくない。
これには理由が沢山あるだろう。
・総選挙へランクインさせたことによる燃え尽き
・山口真帆騒動の空白期間による影響
・昇格による推し変
etc
様々な理由が想定できるが、総選挙による燃え尽きが少なからず影響しているのは間違いない。
現に、知人の多くが総選挙前と総選挙後では推し方が大きく異なっている。
握手会に沢山通い、イベントも積極的に参加する。そんなオタク達の活動が落ち着いたのだ。
一定の役割を終えたと考えたのだろう。
もちろんそのオタクの多くが今でも中村歩加を気にかけている。
ただ、熱狂的に推してきたオタクが減ってしまったことは事実である。
得たものと失ったものの比較
この二つを比較すると圧倒的に得たものの方が多いだろう。
しかし、総選挙ランクインによって新しくファンとなった人数と層を、総選挙で燃え尽きたオタクの人数と層と比べてしまうとやはり残念な点はある。
これはしょうがないのだろう。
オタクを失ってファンを得た。
この表現が一番正しいと思う。
単純な比較をしてもしょうがない。
この失ったオタクを取り戻すのは容易では無い。さらに言うと完全に取り戻すのは不可能だ。
総選挙ランクインの恩恵はもう存在しない
現在、中村歩加が置かれている立場は危ういものだ。
TDC選抜にも入れず、5thシングルのポジションはお世辞にも良いとは言えない。
2年前の総選挙で64位となった恩恵はもう存在しない。
また新たに地盤を築いていくしかない。
今いるファンをオタクにする。そしてお金を使う。これしか道はないだろう。
幸いなことに、5thシングルのオンラインおしゃべり会は西潟茉莉奈、荻野由佳、本間日陽についで4番目の完売数となっている。
フロントメンバーを抑えてこの売上は褒められていいだろう。
他にも、早川支配人体制が終了してからは色々と新たなことにチャレンジできる環境が整いつつある。これもプラスになるだろう。
過去の栄光を引きずっていても意味が無い。
今現在存在しているのは64位という肩書きだけ。
その肩書きを乗り越えていく必要がある。
現在地
中村歩加の現在地はとても不安定なところにある。
人気は一定数ある。
しかし運営からの評価は決して高くない。
それをオタクがなんとか支えて押し上げていかなければならない。
とても苦しい立場に立たされている。
(振り返るといつも同じようなじょうきょうでは)
その辺りについては別途noteで書いているのでぜひ読んで見てほしい。
NGT48の5thシングルについて思うこと~推しメンに焦点を当てて~
人気のパラメーターは様々だが売上という目に見える数字で結果を出すのが一番だろう。
運営からの評価が低いのならば結果で見せつける。
それを繰り返すことで中村歩加がNGT48にとって必要な存在になるのではないだろうか?