DevLOVE Xが私に挑戦する場をくれた
この投稿は
6/22(土)、23(日)の2Daysで開催されたDevLOVE Xにて、「あるUXerがバズワードに翻弄される10(+10)年の話」というタイトルで登壇してきました。
登壇が決まってからこの10年を振り返ったり、これからの自分はどうありたいのかを考えたり、他の登壇者の方たちや聴講された方からのフィードバックを受けて感じたことを忘れないうちに書き留めておこうと思います。
登壇準備中に思ったこと
まず、自分以外の登壇者ラインナップを見て驚愕。過去のDevLOVE登壇者がメインと聞いていたので嫌な予感はしていたのですが案の定のアヴェンジャーズ状態で、さらにタイムテーブルが発表されると「本当に自分の話を聞きに来る人はいるのか?」と心配になるほど。
そんなわけで「DevLOVEのコンセプトはそれぞれの現場の話を持ち寄ること」なので、小細工は抜きにして自分がやってきたこと、やってみて感じたことをまとめた自分語りスライドが誕生しました。
参加して他の方の登壇から思ったこと
ちょうど自分の回の直前で登壇されていた小島さんのスライド内で紹介されている、コミュニティ構成メンバーの3レイヤーである「ワナビーズ→フォロワー→リーダー」という成長過程が、まさに自分とDevLOVEというコミュニティの関係の変化そのままでした。
確かに、初めてDevLOVEに参加した2011年(自分のスライド内では2012年と書いてしまっていますが誤りですw)以前の自分は「ワナビーズ=インプットのみを要求しアウトプットもフォローもしない人」でした。
それが、DevLOVEを含めいくつかのコミュニティやその参加者と関わる中でいつの間にか「フォロワー=ロールモデルのアウトプットを フォロー(追随)できる人」になり、2012年のDevLOVE2012への登壇が大きなきっかけとなっていたと思うのですが、それ以降は「リーダー=コミュニティが興味の対象とするUXデザイン、HCDのファン、かつアウトプットができている人」となっていました。
このインプットとアウトプットを繰り返しながらの自身の学びや成長についての考えは、この時期に「鳥のように食い、象のように糞をしよう」という投稿を見た影響もあるかも知れません。登壇するとリアクションがある「打てば響く」のが気持ちよかったんだと思います。
登壇後のフィードバックで思ったこと
聴講者からの質疑でも挙がったのですが、UXデザイナーとプロダクトオーナーを兼務することが開発に与える影響について興味を持たれる方がいたようでした。
開発において何かを「決める」ための情報を集めまとめる役割、開発の方針を「決める」役割、決めたことについてその目的とゴールを開発メンバーと「握る」役割を担っていたわけですが、仮に、UXデザイナーとしての立場のみでこの開発に関わっていたら、プロダクトオーナーが「決める」「判断する」ことを助けるために情報を集める役割に徹していただけだと思います。結果的には兼務であることが判断を早めるなど良い方向に繋がっていたかなと。
あと、1日目の後の渾身会(誤字ではないですw)にて、私の登壇も聴講していたちゃちゃきさんがこんなことを。
ちゃちゃきさんは私を「巻き込んでしまった」と思っていたようですが(確かに自分は巻き込まれ体質だしそれは否定できないけどw)、その状況に対して行動することを選んだのは自分自身だし、結果として自分の世界を広げるための「挑戦の場」をくれたDevLOVEというコミュニティには感謝しています。
まとめ
実は、自分より前の時間帯で登壇した方(しかも二人もw)が同じ言葉をスライド中で引用していたのですが、
早く行きたければ、一人で行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。
というアフリカの諺があります。
DevLOVEは先駆者の集まりであると同時に、その知識が共有され他者の血肉となる場です。自分はDevLOVEにきっかけをもらい、自分なりの”挑戦”を繰り返しながらここまでやってきました。今回のDevLOVE X登壇でも挑戦がありましたが、自分の挑戦が他の方の挑戦へつながる勇気を与えるものであったら良かったな、と思っています。
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