UI/UXデザイナー向け専門学校に通う理由と向かない人
こんにちは、いとうまゆです。
現在、UXデザイナーを目指してオフラインの専門学校に通う26歳です。
↓こちらで自己紹介しているのでよかったらみてみてください!
さて、何かを習得する道って一つじゃないですよね。
社会人になったからか、はたまた時代の流れかわかりませんが最近強く感じます。
無料で高度な学びを得られることが多くなったからこそ、スキルアップのために通うことを疑問視する声もよく見かけるようになりました(まあ、ずっとか)。
そこで今回は、なぜ私がUXデザイナーになるため“専門学校に通う”という選択をとったのかお伝えしたいです。
UI/UXに限らず、スキルを身につけるためにどうしようか迷っている人向けに書きました。
学びの選択肢
0からデザイナーになるとしたとき、学習方法はだいたい以下になります。
独学
オンライン講座
専門学校(オン/オフライン)
※企業でいきなり実践
特徴をざっくりあげると
独学
インプット:YouTubeや本
アウトプット:無料チュートリアル(cocoda・Daily UIなど)
コミュニティ:オンラインサロン・Twitter
オンライン講座
インプット:講座の教材/セミナー・講座で薦める参考本
アウトプット:無料チュートリアル・SNS※講座による
コミュニティ:?
専門学校(オン/オフライン)
インプット:授業、講師が薦める参考本
アウトプット:課題、個別で講師からの添削
コミュニティ:クラスメート、OB・OG、講師の外部コミュニティ
※企業でいきなり実践
インプット:企業の現場
アウトプット:企業の現場
コミュニティ:企業・SNS
※軽く触れると、中途でいきなり実践はもともとプロダクト作り接点がない限りほぼ無理に近いです。
ポートフォリオ(実力を示す作品)が就活の武器になるので、初期装備のアバターで冒険にでるのと一緒でほぼ即死します笑
オフライン専門学校を選んだ理由
体型的な学び
学校に通うと決めた際の一番大きな理由でした。
たしかにネットで探せば自分ひとりでスキルを身につけられるサイトやツールは多く存在します。
でも逆を言えば情報が溢れかえっていて、何から手をつけるべきなのか、今自分はどの位置にいるのか、自分の知識やスキルは正しいのか、いわば分からないことが分からない状態に陥る可能性が高いです。
全く違う畑にいたからこそ、落ち着いて目標までのルートを把握できる学習環境を得たいと思いました。
定期的な講評
私はデザイナーを志すまで、自分で考えてつくったものを誰かにみせるという行為が得意ではありませんでした。
そもそも人目につかなかったり、否定されたら自尊心が保てない…。
と思っていたからです。
でもデザイナーになるからには、そんな泣き言言ってられない。だったら強制的にアウトプットを評価してもらた方がいいと考えました。
案の定、最初はクラスメイトの前で作品を発表することが本当に苦手で、発表の度に「休もうかな…泣」と思っていました。笑
それも数を重ねるうちにできるだけ多くの意見をもらいたいという心境に変化しました。
慣れって大事ですね!まあ今でも自分の不出来さに落ち込みますけど笑
オフラインでのコミュニティ形成
オンラインが民主化してきたとはいえ、オフラインでの繋がりは絶対にほしいと思っていました。
まず、同じ目標をもった仲間と一緒に同じ環境で過ごす=戦友の存在がいることで、目標を見失う確率が下がり、より高い志を保てると考えたからです。
実際、クラスメイトの作品や発表する姿をみて自分に足りないものを自覚し、もっと頑張らねばと奮起することが多くあります。
加えて、現在就活の時期に差し掛かり、情報交換や励まし合うことも増えてきて、改めてクラスメイトの存在の大きさを感じました。
また、講師や卒業生との繋がりも大きなメリットだと思います。
直接顔を合わせるため、ちょっとした質問もしやすくアイデアの壁打ちも気軽にできます。
学校にもよると思いますが、私の通っていたところは卒業生がアシスタントをしていて卒業生との距離が近く、就活や授業について本音で相談することができました。
デメリット
大きなお金がかかる
当然ながら、学校に通うにはそれ相応のお金がかかります。
私のところは私立文系大学の年間授業料と同じくらいかかりました。
加えて在学中の生活費も、となるとなかなか大変です…笑
とはいえ、転職組の方は失業保険や教育訓練給付制度など減額できる制度がありますし、学生の方も頼れる人がいるのであれば頼っちゃっていいと思います。(感謝の気持ちを最大限もってお願い・通学することは大前提)
カリキュラムの内容/進度が一定
生徒は様々な環境から入学してくることから、学習理解度を揃えるため授業スピードはゆっくりめなことが多いです。
また、将来やりたい職には”直接”関係ない授業(フォトグラフィックなど)もカリキュラムに組み込まれています。
そのため、最短で目標を達成したい、自分にあった進度で学習を進めたいという人には煩わしいと思います。
学習内容が最新とは限らない
特にコーディングの授業ですが、ReactやNext.jsのような最新のライブラリを習ったり、Pythonのようなトレンドのプログラミングを習うことは基本的にありません。
それよりも、HTML、CSS、JavaScript、PHPなどの基礎の大枠をさらい、最新の技術を吸収する土台を作ることを目的としているので、そもそも学習のゴールが違います。
そのため、ある程度の基礎ができている方は独学でやるか、応用コースのスクールに通うことをお勧めします。
おわりに
学校に通うことに関して、無駄だとかいう声がありますが、要は捉え方だと思うんですよね。
学校の選び方・使い方をしっかりと定めた上で通えば、とても有益な時間になります。
近いうちに、当時の学校選びの基準と学校の特色について記事をアップしたいと思うのでよかったらみてもらえたら嬉しいです!
それでは、ありがとうございました!