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職場体験を始める事になり、私の我慢と不満が爆発する!!

数カ月に数件の弊社の工場見学が始まり、そして「話だけでもしに行ってみたい」と言う利用者さんや職員さんたちが事務所に来てくれるようになり、トークイベントも日程の調整をしながら通常業務と並行して行う日々が続きました。見学会の時には弊社社長もそれとなく話に加わってくれたりしました。「綺麗事じゃなく(ハンデを持ちながら)就職するのは大変だと思うけどいい方向に行くようにね!!」と言っていたのが記憶に新しいです。


体験実習受け入れ開始:時間と労力の消耗戦

段々と見学者だけでは無くて「実際に就業体験してみたい」と言う声も多くなり、いよいよ工場内の業務の一部を体験してもらう「就業体験」を受け入れる事にしました。事務所の業務も同時に募集はしていましたが、工場内の作業をやってみたいと言う方を優先して引き受けました。私が関わっている事業所さんでは就業体験(数日から数週間)次に長期間の実習体験、それが上手く行くと企業に(弊社への)就職の流れで動いていました。事前に「○○に配慮してください」「こういう特徴があります」など事前の面談を利用者さんと担当職員さんと三者面談をして情報を共有して日程などを調整します。

受け入れた人数は採用まで至らなかった分や面談の段階で本人が断念したケースなどを含めると6人程度。弊社はお世辞にも環境が良い「工場」とは言い難いのです。暑い時は冷風扇を頼りに動き、冬場は逆に暖房にあたりながらの作業。最初は簡単な材料切や仕上げをやりますが、その先には「機械操作」などがあります。従業員さんも(いろんな意見や見方、偏見もあっただろうけど)体験を受け入れてくれ、自分の作業をしながら時間を作ってくれて、つきっきりで解らない事を教えてくれたりしてました。社長も説明はお手の物で一つ一つ丁寧に教えていました。

体験実習が終わると聞いた常套句:何度このフレーズを聞いたか

ですが体験期間が過ぎて「本格的にやってみるかい?」と話が進むと「やっぱり無理です」と言う返答が連発。弊社の場合、利用者さんが自ら「この仕事は○○だから続けられそうにないです」とか「○○の作業をずっと集中してこなせないんです」とそれ以降の実習を断念する理由を言って「やっぱりどういう職種がいいのか考えてみたいです」と言ってくれる方の方が多かったです。その時は弊社社長が「○○さんの仕事の仕方を見ていると○○みたいな仕事をした方が有っているかも」と体験を終えた利用者さんと同席する職員さん(各センターの)に話して聞かせていました。ただ、中にはこういう人もちらほらいまして・・・・・・・・・。

その時のノートに私は怒りやら不満・愚痴の丈をぶちまけています
(当時の私の理解の足りなさの側面も有るのを理解した上でお読みください。そのまま書かせて頂きます)

  • 自分が都合が悪い(苦しい)状況が続いたり「難しい」と思い込んだ時点で「○○の障害が作業中に出て来そうで」って都合の良い時だけ「障碍」を理由に逃げ回るんだぁ

  • 「○○の障害だからこれは配慮してください」って○○さんは連発する人だ。これも最後は「無理です」って断って来るぞ

  • 「○○障碍なので・・・・」はいはい始まった、先に障碍を盾にしてモノを動かすんですね貴方は

  • 職員さんにも利用者さんってこういう態度で突っかかってんのかなぁ

  • まともに自分の事を理解して自分の状況を話せる人ってどれだけいるんだろう

  • 時間を作って対応してくれた従業員さんに申し訳ないなぁそれこそ「この手(障害者)の雇用は無理なんじゃないの?」って言われそう、もはや怒鳴られそう

この「無理です」「辞退します」の連発が続いて私自体が「またかよぉ」と対応していても嫌気がさし始めてきていました。職員さんにこの時期何度も愚痴や話を聞いてもらっていた事も同時にノートに記録していました。今考えると職員さんたちの仕事時間も増やしちゃっていたんだなぁと感じます。

このタイプの人が連発した時期があり、正直この「上手く行かない」サイクルも続いていたので、この時期「就労移行支援からの見学も含めて関わるのやめようかなぁ」と私自身何度も思った事を思い出します。それでもトークイベントや職場見学は継続していました今だから言いますがその時は内心やる気ゼロになってました。

片足を踏み入れた以上は:引くに引けずに一人で抱え込む

後に話されたことですが、障害者雇用に取り組む企業さんや担当者さんは多かれ少なかれほぼこういう経験をしているんだとか。時間と労力をいろんな人が使っている中なかなか上手く行かない当時の私は半ばやけ気味。段々と見学受け入れなども「冷やかしだろぉ」とやさぐれ気味になって居ました。
いろんなセンターの職員さんから「そういう時期です」「我慢の時期です」
と諭されグッと堪えていましたねぇ私。1人でいろんな事を抱え込んでいたんだと思います。

今回の終わりに

これが体験実習を受け入れるようになってからの私。事業所さんと出会ってから1年以上が過ぎて、もう1年目が終わろうとしていたところです。新たな年から「さて、また新たに向き合おうか」というよりは「とりあえずまた同じ事を地道にやるしかないかぁ」と考えながら動いていた時期だと思います。本当にやさぐれてる状態が当時の記録を見ても良く解ります。今回もお読みいただきありがとうございます。






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総務事務から見える日常
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