DAY404 デザイナーの定義に振り回されて、わたしは何者?
今日は家から一歩も出掛けることなく、ポートフォリオ作成の続きを。
そういえばポートフォリオなんて今まで作ったことなかったなぁと思いつつ。そんなん作らんでも仕事をいただけていたという事実に感謝なのである。
作りながら、グラフィックデザイナーとは?DTPデザイナーとは?みたいなことを考えていた。そもそもDTPデザイナーという言葉って本来なかった気がするのだが。
それと、よく言われる『DTP』はデスクトップパブリッシングの略だが、DTPエキスパート的にはデスクトッププリプレスである。印刷工程で言うところの〈前工程〉の意味。エキスパートに限った話だと思うけれど。
『グラフィックデザイナー』という響きが、わたしにはどうもキラキラしすぎる。
それに対して『DTPデザイナー』はDTPオペレーターから派生したというのもあり、所詮オペレーター上がり的な、なんかもの凄い格差を感じている。でも実際、DTPに精通しているデザイナーは最強だと思っているのだ。
DTPデザイナーは、もしかしたらウェブデザイナーとの棲み分け的に使われているのかもしれないのだが。じゃあグラフィックデザインは何なのだ?という疑問。
いや、もはや言葉の定義に振り回されてアタオカになりそうだ。わたしは何者?
グラフィックデザイナーと名乗るのが嫌になる瞬間が時折訪れる。
DTP万歳!紙変態最高!印刷物大好き!印刷加工大好き!面付けだって束見本だってやれるぞ!校正記号の知識も、版面設計の知識も、いろいろ経験値込みで知ってんだぞ!DTPなめんなー!悔しかったら自分でやってみろ!やれるならアナタもDTPデザイナーの仲間入りだ!
と、誰に吠えてるのか知らんが、やはり紙媒体が好きだということに変わりはない。
グラフィックデザイナーと名乗ることがむず痒いけれど、それは多分、美大とか出てないことや、デザイン事務所の仕事が少なかったからだと思っている。わたしはやっぱりDTPの人なのだ。その上でデザインを愛している。
そんなわけで紙媒体が大好きでDTPが得意なデザイナー。ポートフォリオは完成したので頑張っていくぞい。