DAY338 チャンスセンターの女神、雑感。
宝くじ売り場で働くことに、だんだん慣れてきている。先輩スタッフさんと同伴だから安心というのもあるけれど、売り場でやるべきことなども覚えてきて、指摘されなくともやれるようになってかた。
そもそも宝くじ売り場で働こうと思ったのは、たまたま求人情報を見つけたのがきっかけだ。求人情報とアパマン情報は、わたしの心のオアシスである。求人情報を眺めては、あー世の中(というかご近所)にわたしが働きたいと思える仕事は、あんまりないんだなぁという確認をしつつ、たまに面白そうな求人を見つけると飛びついてしまうのだ。
宝くじ売り場は、なんと言っても幸運の女神感である。『当たりますように!』とお客さまに言ってみたい!『あなたから買ったら当たりそう!』って言われたい!動機はそれだけだった。
わたしが幸運の女神感を抱いて入社し、配属された売り場。そこで働く人が必ずしも皆、女神というイメージではなかった。勿論、働く理由も人それぞれだし、女神と思うことなどなく働いているのだろう。でもそれってもったいないな、とも思うけれど。
以前、某占いの館に出演していた頃。ここは〈健全なキャバクラ〉だな、と思った。お酒こそ出さないが、トークと占いで相手を気分良く酔わせて、またわたしを指名してね!とリピート客を囲い込む。
別にそれが悪いことではないけれど、わたしの性には合わなかった。
宝くじ売り場は、一種の遊戯場である。くじという賭けを楽しみに、チケットを購入し、当たりを確認しに来る。全国各地、市内だけでもあちこちに売り場があるから、どこで買うかも決められる。ただ、その日のスタッフだけは残念ながら選べないのだ。それもまたひとつの賭けでもあり。
だからこそ。お、この売り場で買いたい!この人から買ったら当たりそう!と思われたいなと思う。というか、思わせたい!
ありがたいことに、既に『あなたから買ったら当たりそう!』と言われたことはあるし、わたしが『当たりますように!』と言うことで、にこやかに帰られるお客さまがたくさんいらっしゃる。願い、叶ってるじゃん!
接客業は(占い師以外には)やったことがなかったのだけど、意外と向いているのではないか?とうっかり思ってしまう。まぁ事実、支援業務で人と話すことは日常的にやっているし、社内マニュアルがキッチリあるから、できているのもある。
でも、だ。先輩スタッフさんから独り立ちしたら、果たしてひとりでやれるのだろうか?という一抹の不安。こればかりはやってみないことにはな。