DAY417 ちゃんとする、をちゃんと設定する。

天プロ民にブランド相談&デザイン添削を無料開放していて、殊に思うことがある。
いや、それよりも前からずっとそう思っていたのだけど、気持ちとしては『天プロ民、お前もか』くらいの感覚。

天プロ民も〈ひと〉なんだから、それもまた当然なのだとは思うが。

抱えているお悩みごとを、ギュッと抽象化すると、行きつくところは『ちゃんとしたい』なのである。ちゃんと、の『ちゃん』とは何なのかは知らんけど。

表面上の『ちゃんとしたい』は、良く見られたいとか、常識的にとか、そういった外ヅラ的なこと。誰かがつくったような、優等生みたいな看板を首から下げなきゃ!という、ちゃんと。

要するに、枠に収まりきるためには自分を無理矢理押し込めて、はみ出したところはなかったことにしたいです、的な。

天プロ民以外との関わり合いでよく見かけるパターンは、自分に自信がなさすぎて、価値を低く見せていること。
で、天プロ民はというと、枠からはみ出してるのにも関わらず、ちゃんとしなきゃって思って、それに違和感を持っていること。

ちゃんとする、って、誰かの作った枠に収まりきることじゃなくて、自分と一致することだ。
はたから見たら異質かも知れないけれど、自分と一致した人が放つオーラは、周りの人を魅了するチカラがあると思う。

異質に見えるかも知れないけれど、むしろそれが本質で、表面的にちゃんとしようと頑張って枠に収まりきろうとしている人たちこそが、本来異質なのだ。

今やってるブランド相談&デザイン添削は、ちゃんとしようとして頑張っている人たちが(本質的な姿として)ちゃんとするためのお手伝いなのだな、と思う。

エネルギーが〈ちゃんとする〉と、勢いよく回りだす感じがある。ブランディングはちゃんとしたエネルギーの上でやらないと、あらぬ方向へと動いてしまう。それを回収するのも一苦労だ。

本来みんな、はみ出し者の集まりなんだと思う。自分を小さく見せたり、他の誰かみたいな人を装ったり、知識や学歴とかに縛られたりしているけれど、本当は自分の中に、めっちゃ素晴らしい変態性を隠し持っている。

またその逆も然りで、自分は凄い人間だと思いたいのに、本当は変態的に平凡だということを認めたくない人もいる。

ちゃんとしよう。ちゃんと変態的に生きよう。大丈夫、あなたもわたしも、変態で平凡で唯一無二でみんなおんなじ人間なんだから。

いいなと思ったら応援しよう!