DAY358 今日からひとりで女神やってます。
宝くじ売り場のバイト、ひと通りの研修を終え、今日は完全なる独り立ちデビューの日となった。
交替制なので、早番で来ていた先輩から引き継ぎをして売り場に入った。締め作業を終えた先輩が帰り、いよいよもって本当におひとりさま。
売り場の業務には比較的慣れたので、大して問題はない。それに、あまり混み合う時期でもないため、まあまあ余裕はあった。
売り場の中(スタッフ側)が、モノを片付けられない状態が酷く、何処に何があるのか分からない挙げ句、要らないモノに囲まれていた。先輩と一緒に入っていたときに、少しずつ捨てたり片付けたりしていたのだが、今日は思い切ってプチ模様替えを実行した。
どんだけ暇だよ。笑
いや、何が酷いって、売り物と掃除道具がごっちゃに置いてあるんだから!その中に紛れて、不要なモノまであるんだから。意味が分からなすぎる!
ということで、空き時間を見つけては片付けを続けた。とっくに期限の切れたパンフレットをまとめたり、掃除用具をひとまとめにしたりとか。
思い返せば、以前不意に勤めることになった会社も、社内のモノが雑然としすぎていて、入社後すぐ、わたしが片付け隊長として整理整頓していたことがある。
なんかそういう役回りなのかもしれない。
いや、雑然とした場所で働くとか、非効率すぎるし事故の温床だし、エネルギーも滞るし、なんならお客さまの質にも影響する。
見えないところまで美しい売り場には、福の神がついてくださるのだ。
幸い、3人いる先輩の1人が片付けに乗り気で手助けしてくださる。水を得た魚のように、わたしが来てから片付け熱にスイッチが入ったようだ。実にありがたい。
そして別の1人は、このカオスな状態を作り出している張本人だ。何がすごいって、色々置き場所がないと訴えながらも、自分の私物を置く場所だけは、しっかりと確保しているところ。もはやアッパレである。
片付けができない故に、あるはずの備品が見つからなくて追加で買ってしまうこととかが散見される。要らないから捨てたいのに、いつか使うからと言って捨てない。こうして、モノがどんどん蓄積されていくのだ。
書きながら、実家の母を思い出す。母もまたそんなタイプの人だ。捨てられない人は、寂しがり屋さんなんだと思う。人は裏切るけれどモノは裏切らないと信じている人。
まぁ100歩譲って、そんな人でも構わない。ただここは、みんなが共同で使う職場。そしてお客さまが宝くじと幸運を求め、来てくださる売り場。
けがしてんじゃねぇわ!
ということで、しばらくは売り場で仕事を楽しみながら、片付けを進めてゆく所存!