DAY284 好きな人に会いたいのに会えない30年。(小沢健二)

今日はオザケンさんのLIVEの日。
勿論行けなかったからこうしてnoteを書いているのだが。
チケット抽選に2回落選して、心諸共落ちて諦めたのだった。

振り返れば中学時代、親友がフリッパーズギターを教えてくれたことが、小沢健二(と小山田圭吾)との出会いだった。
恋とマシンガンから始まり、「カメラ・カメラ・カメラ」そして1stアルバムのスリーチアーズを購入して、音楽雑誌を親友と買い合って読み漁り、高校時代には切り抜きを譲ってくれる人とも連絡を取ったりした。
アルバムもシングルも全部買い、同人誌めいたものを作って遊んだりもした遠い思い出。

それだけに、フリッパーズギターの解散は、当時高校生だったわたしにとって物凄い衝撃だった。当時はライブなんて親から止められていたし、ましてや岩手になんて来てくれるような人たちでもなかった。
卒業したらライブに行きたいと思っていたのに、叶わなかったのだ。

その後、新星堂(CD屋)のイベント企画に応募したら当選した。それはCorneliusこと小山田圭吾のトークライブだった。仙台まで行って、小山田くんに会えたのが懐かしい。
それから、カジヒデキのライブに行けたり、スパイラルライフのライブを追っかけたりもしたのだけれど、オザケンさんだけは縁がなかったのだ。

親友が「LIFE」のライブに行ってきて、パンフレットを買ってきてくれた。
そして今日のオザケンさんは、その「LIFE」の再現ライブなのである。

LIFEはいまだにヘビロテで聴いている。スマホにも標準搭載だ。(なんならアルバム3つくらい搭載している)
LIFEの発売から今日で30年!?
もうそんなに時が流れたのかと思うと、色々エモくて泣きたくなってしまう。

30年前のわたし、19歳。高校卒業して社会人1年目の頃。一人暮らし、彼氏なし。貧乏ながらも楽しく生きていた頃。
その1年後にはスパイラルライフが横浜アリーナでラストライブ。それは観に行ったんだけどなぁ。

多分だけど、小山田くんより、カジくんより、スパイラルライフの2人より、オザケンさんが一番好きなはず。でもなんか途中、少しオザケンさんから離れていたのだ。そしたらオザケンさんも活動から離れていて、そのまま追わなくなってしまった。

最近の歌やアルバムより、LIFE(と犬)の楽曲が好きすぎて、だからこそ今日のライブは行きたくて仕方なかった。
30年前のやり残しを回収したかった。
LIFE is Coming Back!って叫びたかった。くそう、オレのくじ運!

ライブが動画化されたら入手しようかな。
藤井風くんみたいにYouTubeに出してくれんかのう、なんてことも思う。
それでもやっぱり、リアルタイムで、生身の「小沢健二」を体験したかったという願いが叶えられていないことには変わりない。

縁がないのかもねー、なんて諦めるのか。それとも意地でもチケット取ってやろうと粘って会いに行くのか。
またライブ情報が出たらきっと、チケット抽選に参加しちゃうんだと思う。生きているうちに、会いたい人には会いたいから。

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