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書くことは難しいけど自分の役に立つ
はじめまして。
ベクトカルチャー株式会社でプロダクトデザインを中心に、様々なものづくりを行なっている伊藤太一です。企業の商品開発やブランディングをしたり、自社商品として「切手のこびと」を作ったりしています。
切手のこびと:切手と組み合わせて使えるスタンプ。手紙やハガキ/小包みを送る際に、ちょっとした物語をそえて送ることができます。
http://kobito.theshop.jp/
2020年になり、noteを始めてみました。
なぜnoteを始めたのか?
きっかけは3つあります。
1 昨年末の展示販売会。多くの方が「切手のこびと」を買ってくれたことで改めて情報発信の大切さに気づいたこと。
2 自分自身の習慣を変えて、勉強すること。
3 情報発信を積極的に行なっていくことで接点を増やし、まだ会ったことのない方も含めて誰かの役に立てるのではないかと思ったこと。
実は届いていなかった情報への気づき
昨年末に出た展示販売会は「文具女子博」という日本最大級の文具の祭典です。
2014年に誕生した「切手のこびと」は、これまで自社ECや越境EC、店舗への卸などで販売してきました。販売し始めてすぐに、日テレの「ぶらり途中下車の旅」で取り上げていただいたのを機に、少しづつ認知が広がり、これまでに50000個ほどを販売しています。
最近では売れ行きもいい感じの落ち着き具合だったので、もう欲しい方の元には大体届けられたのかなと思っていました。
ところが先の文具女子博に出展したところ、4日で約2000個が売れたのです。こういう売れ方は初めての経験だったので、とても驚いたと共に「切手のこびと」を欲しいと思ってくださる方がこんなにもいたんだと嬉しく思いました。
ただそれは裏を返せば、それだけ情報を届けられていなかったということ。自分の考えが甘かったことを痛感しました。
情報を発信し、蓄積する
自社商品の情報だけを発信するだけなら、EC内のブログやInstagramで発信する方がいいでしょう。
今回noteを始めたのは、自社商品のことだけでなく、ものづくりへの向き合い方や、開発の裏側、日々の気づきや工夫、個人の人間性なども含めて丸っと発信し、蓄積していきたいと思ったからです。
記事を有料コンテンツとして販売できる点も面白い。まとめようという意欲と内容への責任が生まれます。
そういう日々の経験が全て自分の糧となっていくだろうと考えました。
書くのは難だが役に立つ
これまで情報を発信することはとても苦手でした。
僕は誰かの文章を読む際、受け入れる余裕がないと押し付けがましく感じてしまい、心が苦しくなることがあります。
同じような思いをする人が出てしまうのは嫌だと思っていました。
ただ、情報を受け取るのが嫌な人は「見ない」という選択をすることができますが、情報を欲しいと思っている人にはこちらから発信しない限り届けることはできません。
自分たちで作り出したものは全て、我が子のように愛しいものです。
欲しいと思っている人に対して、その魅力を届けられていないのはとても勿体無いことだと思いました。
また、これまでは僕が発する情報を欲しい人なんて、いないだろうと勝手に判断していましたが、何かを作るたびに喜んでくれる人たちの顔を見ると、物だけでなく、情報としても誰かの役に立てるかもしれないと思えるようになりました。
呼吸するように書くことを目指して
ここまで書いてみましたが、文章を書いたりまとめたりするのってほんと難しいですね。
どんな媒体であれ、毎日発信されてる方たちを尊敬します。
今回この記事を書くのにどれだけ時間をかけて、読み返したか分かりません。トータル半日くらいかかった気がします。
慣れていないので最初は書くこともまとめることも辛いことの方が多いと思いますが、続けてみます。
いつか呼吸をするように自然に書けるようになったらいいなぁ。
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