じめじめっとした8月の戯言
半年前くらいまで、ものすごく毎日をウキウキワクワク過ごしていた気がするのですが段々とそれが少なくなり、最近はどうも、モヤモヤウダウダしまうことが増えた。ので、それをなんとか払拭すべく、しばらく日記を書いていきます。不定期更新で、かつまとまりのない駄文ですが、物好きで心のお優しい素敵なお友達や通り過ぎの誰かに、たまーに読んでもらえたら幸いです。引き続きの、自己満足・自己完結型noteでいきます。
今日は仕事が忙しかった。忙しく、それでいて自分の「粗」が、社内の先輩やクライアントにめちゃめちゃバレてしまって、とっても恥ずかしい気持ちになった。私になりに「それなりに」頑張ってはいたけれど、やっぱり「それなり」だったから、それが全部裏目に出てしまった感じだった。好きな編集の仕事を「お金を稼ぐため」だけで進めていたこの数カ月間。「それなり」には評価をされてきたけれど、見る人が見たらすぐにバレてしまう。バレてしまった。悔しいような、ホッとしたような。複雑な気持ち。もう少しギアを入れて仕事をしなければならなくなった。それでいい。のだけれど、なんだかあんまりやる気は出ない。数年前の、編集者駆け出しの頃は、もっとがむしゃらだったのになあ。サボりすぎることも、頑張りすぎることも、いつの間にか怖くなってしまった。なんてつまらない、平凡な大人になっちゃったんだろうなあ。切ない。
定時を超えて、まだ夕飯が食べられないくらいに仕事が終わっていなかったりすると「あーーー」となる。私は仕事よりも、ご飯の時間が好きだし、ドラマの時間が好きだし、恋人や友達と連絡をとりあう時間のほうが好きだ。そういうありふれた、自由な時間を大切にしたい。
けれど、自由な時間がありすぎても、持て余してしまう。なんとなく寂しくなったり、何かや誰かと比べて焦る気持ちが出てきてしまう。まっさらな自由な時間があっても、あまり有意義には過ごせない。どっちつかずの日々だ。
お金も、相変わらずあんまり貯まっていないし。恋人はいるけれど、いまひとつどこに向かっているか謎だし。私の仕事や人生観も、もうしばらくは並行線をたどりそうだし。
29歳、という年齢は、決してなにかをはじめたり、日々を謳歌したり、自分自身を磨いたり、見つめ直したり、がんばったりがんばらなかったり、怒ったり泣いたり悩んだりわめいたり。何をしても許される、まだまだ自由な年齢だ。諦めなくていい、まだまだ私は独身で、五体満足の健康で、縛られるものはなにもない。あるべき姿、なんてのもない。わかっている。
でもやっぱり、まだまだ自分に自信はなく、きちんと自分の考えを言い切ることすら難しく、相変わらず周りの顔色ばかりうかがってしまう自分がいる。仕事でも、プライベートでも。私の言葉には力がない。説得力がない。浅い。甘い。そんなことは言われなくても、自分が一番良くわかっている。だけれど、深め方を知らない。ずっとふらふらしてきたし、どうしてもやりたいこととか、なし遂げたいこととか、特に無いんだもん。
マイウェイに生きている友達や先輩に囲まれがちな環境に、意図的に身を置いているけれど。自分はそうすることで「私もマイ・ウェイ組です」という顔をしたかったのだろうが、それは自分と世間へのごまかしにすぎないと思う。そうでもしないと、自分がどんどん小さくなっちゃう気がしたから。だけど、そんなことを繰り返していたら、本当の居場所とか自分らしさとか、自分の人生とか、そういう大きな軸みたいなものが、最近はよくわからなくなってきた。
よくわからない。なんにもわからない。
呆然とよく思うのは、とにかく綺麗な自然とか純粋な人の温かさとか想いとか、そういうものだけ見ていたい。感銘を受けたい。自分のなかの、さまざまな、黒いものとかずるいところとかを浄化したい。そんなことばかり考えてしまう自分は、図々しいのだろうか。
「羨ましい」「こんな風になりたい」みたいな気持ちすら、最近はほとんどない。そういう気持ちが時として、自分の活力になっていたことはあったのにな。偶像すら、自分の内なる想いから、作り出さないといけない。つらい。なんかつらい。なんでみんな、そんなに前に進めるんだろう。怖くないのかな。私は怖いけどな。怖くなってしまった、、、
なにが言いたいんだっけな。ああ。なんか結局、私は自我があるようでないし、主張することが全然得意ではないし、かといってクライアントワークも全然向いてない、ということだ。だって自分がかわいいし、傷つきたくないし、面倒なことが嫌いなんだもん。好きな人と、自分を甘やかしてくれる人とだけで生きていきたい。前はもっと、逆境?みたいなものまで味方にしようと努力していたけれど、そういう元気はまだない。甘っちょろいのかもしれないけれど、賢く楽しく生きれたら私はそれでいい。人としてかっこいいかどうかとか、二の次でいい。私は。
・・・と、言いつつ「30代は、生き様が、仕事にも、プライベートにも、立ち振舞いひとつにとっても、すべてに現れる」と、元彼よしだに言われた、のは、非常に気にしている。
生き様。イキザマ。
30を過ぎた自分は、自分のイキザマを愛せるようになっているんだろうか。いまだに変なタイミングで涙が出たり、自分のご機嫌すらまともに取れなかったりする私が、より自立できる日はくるのだろうか。
あ~~~~~~。いやだな。全部面倒だ。なんかひとつくらい、自分の思い通りになればいいのに。くそ。
土曜にはじめて会った同じ歳の女の子からは「私からみたら、あなたはすでになんでも持っている気がするけど」とも言われた。そうなのか。そう見えるらしい。なんでも、ってなんだろう。私がこれから手にしたいものってなんなんだろう。あんまりよくわからないのに、なんでいつもこんなに渇望感にかられているんだろう。いつもちょっと寂しい気持ちに駆られてしまうのは、一体なんでなんだろう。みんなはこんなに寂しくはないんだろうか。私だけなのかなあ。
そんなことを、ずっと考えている。そんな8月です。
おわり