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3匹のカエルから学ぶ生と死

3匹のカエルが、生クリームの入った桶の中に落ちてしまった。

1匹目のカエルは、「すべては神様のお考え次第だ」と言って何もしなかった。
すぐに命が尽きた。

2匹目のカエルと3匹目のカエルは、足をばたつかせて必死でもがいた。

ただただ同じ場所をかき回しては、沈み、浮き上がることを繰り返した。

2匹目のカエルが叫んだ。

「もうだめだ。どうせ死ぬのに、こんなに苦しい思いをするのは馬鹿げている。不毛な努力の果てに、疲れ切って死んでいくなんて割に合わない。」

カエルはもがくのをやめ、白い液体の中に飲み込まれていった。

3匹目のカエルはこう考えた。

「どうしたらいいんだ。死が近づいてきているのはわかっている。でも、僕は最後まで戦うぞ」

カエルはひたすら足をばたつかせ、同じ場所をかき回した。

すると、足が固いものに絡みつくようになった。

なんと、カエルが生クリームをかき混ぜ待ているうちに、生クリームがバターになったのだ。

驚きながらもカエルはひとっ飛び、桶の縁に飛び乗り、嬉しそうな鳴き声をあげながら帰っていった。

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