高校生の防災士
私は防災士資格を生かして
防災・減災についての活動を
教育委員会などと連携して行っていますが・・・
この日、訪れたのは
東京都の小石川中等教育学校。
防災授業の講師として招かれました。
高校１年生にあたる
約１６０名が対象の２時間半で
災害の歴史や共助など盛りだくさんの内容。
ただ、防災教育研究指定校でもあり
生徒の皆さんの取り組む姿勢は
とても熱心なもので感動しました。
司会を務めてくれた
女子生徒の２人は
夏休みの間に勉強などをすすめ・・・
見事、防災士資格試験に合格！
授業の進行中も
的確な受け答えでサポートしてくれました。
嬉しかったのは授業後に
「私も防災士資格、受けようと思います」
という生徒からの声をもらえたこと。
メディアが発信する災害情報だけでなく
自分たちで自らの命、地域の安全を
守っていきたいという思いが生まれたようです。
後日、学校の先生を通して
生徒の感想アンケートが届き、
時間をかけて全て読みました。
ここでは紹介しきれませんが
印象に残った言葉を
いくつかご紹介させて頂きます。
・「自分の住む地域にはどんな危険があるのか
ハザードマップで細かくチェックしようと思いました」
・「災害発生時に『自分ならどうするか』考えることの大切さ」
・「これから社会に出たら新しい技術を開発する人になりたい」
・「犬の防災バッグを作ろうと思った」
・「アナウンサーの方の呼びかけで人の命が変わる」
・「自分の身近な人を守れるようちゃんと災害について理解していきたい」
・「自助、共助や自ら率先して逃げる率先避難者になれるよう意識」
私の思いや言葉が
ちゃんと伝わったんだと
涙が出るほど嬉しかったです。
そして・・・
やはり中学生や高校生への
こうした講演や活動は・・・
「放送とは違った形で
人の命を守ることに直結する」と
感じることができました。
生徒の皆さんからの感想や意見は
今後の防災授業に必ず活かしていきます。
小石川中等教育学校の皆さん、ありがとうござました。