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国営マッチングサービスで事業成長を加速!?

中小企業経営者、個人事業主の皆様におかれましては「もっと事業を大きくしたいけど、どうすればいいか分からない」「資金繰りが大変だ」「販路を広げたい」など、様々な悩みを抱えている方もいらっしゃることと思います。そんな事業者に向け、中小企業庁から「成長加速マッチングサービス」が発表されました(現在は先行登録受付中)。
商工会議所や民間主催の経営者マッチングサービスには何度か出ましたが、持ち前のコミュ力の低さからあまり事業拡大には繋がらず。国営の事業者マッチングサービスということもあり、ある程度信頼性の高いなサポートツールとなることを期待しています。

中小企業庁 成長加速マッチングサービスの事業者先行登録を開始します | 中小企業庁

で、「成長加速マッチングサービス」とは?

このサービスは、「事業を成長させたい」と考えている中小企業や個人事業主の皆様と、それを応援したいと考えている様々な支援機関(銀行、投資会社、専門家など)をつなぐプラットフォームです。

例えば、

  • 事業に必要な資金を借りたい、増やしたい

  • 新しい販路を開拓したい、商品を売りたい

  • 事業を誰かに引き継ぎたい

  • 経営について専門家のアドバイスが欲しい

といったニーズをお持ちの場合、このサービスにその旨を登録しておくと、何かしらの提案ができる支援者からのコンタクトが期待できるというものです(コンタクトが保証されているわけではないとのこと)。

どんな時に役立つの?

具体的には、以下のような場面で「成長加速マッチングサービス」が役立ちます。

  • 新しい事業を始めたい、今の事業をもっと大きくしたいと考えている方

  • 事業を次の世代に引き継ぎたいと考えている方

  • 銀行や投資会社からお金を借りたい、投資を受けたいと考えている方

  • 販路を広げたい、新しい販売先を見つけたいと考えている方

  • 経営に関する専門家に相談したいと考えている方

具体的にどうするの?

「成長加速マッチングサービス」にアクセスします。
登録にはGビズIDプライムが必要です(事業者が行政手続きをオンラインで行うための共通ID)。もしお持ちでない場合は、事前にオンラインで取得してください。

登録画面では以下の情報を登録します。

挑戦課題のカテゴリを次の4つから選びます

資金調達、事業承継(承継者あり)、事業承継(承継者なし)

各カテゴリに設けられた設問に回答します

資金調達ですと、調達の目的、目標、種類、金額など。5分程度で回答可能な量です。

公開範囲を選びます

金融機関、士業、民間等、どのような種類の支援者に、自身の挑戦課題を見せたいのか選びます。

企業情報の入力

GビズIDプライムに登録された基本データが紐付けられていますので、基本情報は入力済みです。財務情報や事業内容など、未入力の項目を埋めていきます。

登録したあとは?

あなたの事業や挑戦課題に興味をもった支援機関から連絡が来ます。銀行や投資会社、専門家など、様々な支援機関(公開範囲で示したとこと)から連絡が来る可能性があります。支援機関と直接やり取りし、具体的な支援内容について話し合います。資金調達、販路開拓、経営アドバイスなど、あなたのニーズに合った支援を受けることができます。

登録するべきかどうか

このサービスを通じて、資金調達、販路拡大、事業承継、専門家によるアドバイスなど、あなたのビジネスに必要なサポートが見つかるかもしれません。一方で、ローラー作戦で営業の連絡が来るかもしれません。いつでも使えるようにGビズIDプライムの取得、基本情報の登録までは済ませ、「公開範囲」の設定で様子を見るのがいいかもしれません。

公開範囲は以下の8つのカテゴリがあります。

グループA(銀行、信用金庫、信用組合)
グループB(投資機関)
グループC(税理士、公認会計士)
グループD(中小企業診断士)
グループE(弁護士)
グループF その他の士業(行政書士、司法書士、社労士 等)
グループG(民間コンサルタント)
グループH その他の支援機関(商工会、商工会議所、中央会、よろず支援拠点 等)

金融機関(A)、国家資格(B~F)、公益性の高い支援者(H)で構成されているので、まあまあ信頼できるかな、という印象です。
自分が利用するとしたら、まずはグループAで様子を見つつ、大丈夫そうだったらグループHという流れかなあ、と。

また3月以降に動きがあると思いますので、何かあったら更新いたします!

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いとなむ|本と経営
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