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◦socks◦

4回、5回と試作を繰り返していた靴下。


ようやくしっくりくるものができ、
さぁ、これから本番!
と思ってスライバー(羊毛を機械で洗って繊維を整えたもの)を紡いで編んだのですが、、、
何度も何度も編んではほどきの繰り返し。
全く納得のいくものができません。


手洗いの羊毛じゃないと駄目だという結論に至り、その時に思いついたのが “赤ちゃん” という愛称で呼ばれている羊さん。
北海道の牧場さんから届けてもらい、はじめて一頭分洗ったものです。




紡がれていく様子を見ていると、“これこれ!この感じ!”と、嬉しい気持ちが湧いてきます。


クリンプというクリクリッとした毛のうねりが、うまく撚りと合わさっていくのが、見ていて楽しいのです。

自然のものなので、どこを取っても全く同じ部分のない糸。

空気の入り方、ふわふわさがスライバーとは全く異なります。







“赤ちゃん”

今シーズンがスタートの年になる気がしていて、それに相応しい名前。

どんな表情の編地になるか、楽しみです。




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