好きなことで生きていくために必要な考え方
最近は好きなことで生きていく、というのが主流になっているなと感じます。これ自体悪いことではないですし、最初の始まりとしてはいいと思っています。
なぜなら前向きな気持ちで、
「よしやってやろう!!」
と思うのは、自分の活力になって、結果的にサービスを提供する相手にいい影響を与えるからです。
ですが自分のサービスを誰かに購入してもらう、という価値の交換が発生する場合は、自己実現だけではダメです。
自分のサービス、世の中に出回るサービスは全て例外なくお客さんのために存在するからです。
もちろんあなたのサービスが100%相手のために存在するわけではありません。あなたの自己実現のために存在していてもいいのです。
ですが100%自己実現のためにそのサービスが存在していたら、それは選ばれない商品になります。サービス・商品はニーズがあるから売れる、という原則を忘れてはいけません。
ただここで一つの疑問が浮かびます。世の中には自分のやりたいことを100%やっているだけで稼いでいる人もいるように見えることです。
ですが安心してください。そういった人はそう見せているだけです。
具体的にいうと、そう見せている(その面だけを見せている)、もしくはそれだけその人の人間性が高い(簡単にいうと視点が高いので自然と相手のことを考えてサービスを提供できる)だけなのです。
なので自分でビジネスを展開する際は、必ずお客さんのために存在するという一面があることを知っておく、というより向き合う必要があります。
なぜなら「お客さんのために存在する」という事実をしっかりみることができなければ、商品は独りよがりなものになるからです。
すると選んでもらえないので、自己嫌悪に陥ります。
自分を責めてしまって「やっぱり自分はダメなんだ」と自信を無くしてしまう可能性があるんです。
だからビジネスとして確立しようするならば、いくら好きなことで仕事をはじめたとしても、必ずお客さんのために存在しているということには向き合う必要があります。
そして向き合っていくと、選ばれるための知識や伝え方を知る必要がある、そういった現実的なアプローチが大切であることが理解できてきます。
なので好きなことで生きていきたい、という方はその思いを大事にしつつも、自分のサービスは相手のために存在するという一面にも必ず向き合ってください。
そうするとマーケティングの知識などが自分にとってとても大切な要素であることが理解できるはずです。