あなたが見ている世界があなたの商品価値を決めているだけ
高い商品は売れない、そんな風に決めつけて
「私は納得できないけど、この価格じゃないと売れないから」
と妥協した価格を設定する人がいます。
設定する人がいます、と書いたけれど、私自身も、
「この価格では売れないのではないか。」
そう思って価格を下げようとしてしまうことがあります。
でもそれはなぜ起こるのかというと、その価格でしか買ってくれる人しか見ていないからです。
「え?そんなわけないじゃん。安くしないと商品は売れないんだよ。」
そう思う人も数多くいると思います。ですがそれは安くしないと商品を買ってくれない人を相手にしているからです。
少し抽象的な話にはなりますが、これから言うことをイメージしてみてください。
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世界の中心にあなたがいて、その周りには一人一人様々な考えを持ったお客さんがいるとします。
そしてあなたはそのお客さんに対して、あなた自身が作った商品を売り出そうとしています。ですがあなたは安くしないと売れないと思っていて、だからこそたくさんいるお客さんの中でも安くしないと買ってくれない人を相手にします。
そしてその安い価格で売った商品が売れるから、「やっぱり自分の商品は安くしないと売れないんだ」という世界を作り出しています。
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これをよくよく観察してみる分かると思いますが、実際には一人一人様々な考えを持った人がいて、安くしなくても価値を感じて買ってくれる人がいます。
だけどあなたは安くしないと買ってくれないと言う思い込みで世界をみて、安い価格で買いたいと思っている人ばかりみています。
だから安くしないと売れないと言う思い込みが消えないのです。
自分の商品を売ろうとするとき、全ての人に選ばれる必要はありません。
なので安く売って選ばれるのも一つの手です。ただし個人事業主や規模の小さな会社の場合、これをやってしまうと力尽きてしまいます。
だからお客さんを選ぶ必要があるのです。
そしてよくよく考えると、自分で相手を勝手に
「安くしないと買ってくれない人」
「価格で決める人」
なんて決め付けるのって結構失礼ですよね。あなたは価値を理解できないのでしょう、安いものに飛びつく人でしょう、と言っているようなものですから。