普通という幻想のお話|幻想のカラクリを知る
こんにちは、いとうめぐみです。
「普通こうだよな」
という基準は誰しもがあると思うんですが、
今回はその「普通」って一体何?
というお話をしていきます。
ただこの「普通」という言葉は
結構根深くて、語りだすと
おそらく止まりません(笑)
なぜなら誰しもが
「普通●●だよね?」
「普通はこうするよね?」
といった普通という判断基準を持っていて、
それが無意識に普段の行動に
反映されてしまっているからです。
(だから認識しにくい)。
ただ同時にその基準がなければ
物事の良し悪しが測れないので、
この世界で生きていくためには
とても大切な指標になっています。
ですが何かするときに制限が
かかってしまうのであれば、
この「普通」という幻想を
疑う必要が出てきます。
さて、普通幻想は一体いつから
私たちの中に形成されたのでしょうか?
特に日本人のほとんどは
「自分は中くらい(つまり普通)
の生活をしている」
と思っています。
あなたもそう思いませんか?
普通にご飯が食べられるし、
狭いかもしれないけど家もある。
古いかもしれないけれどテレビもあるし、
家電も基本的なものが揃っている。
なんならスマホもあるゾ!
これがあなたの当たり前。普通。
でもそれは本当に「普通」でしょうか?
さてこの普通と思っている
価値基準は
どこからきたのでしょうか?
私たちの普通はどこから来たか?
私は今まで「普通」という物差しは、
自分が生まれ育った環境の中で
あれは良くてこれは悪い
などと比較しながら
自分自身で形成しているものだと
思っていました。
ですが私たちがそれぞれ持っている
「普通」
は、個人や家庭環境で形成する前に
<<社会の影響>>
を大きく受けています。
そして今の私たち(特に30代以上)の
共通認識としてある「普通」は、
高度経済成長の影響をもろに受けています。
なぜなら高度経済成長によって
収入が増え、
三種の神器(テレビ・洗濯機・冷蔵庫)を
多くの家が購入できるようになったこと。
そして高校の進学率が急激に伸び、
90%以上で安定したこと。
そういったことにより、
みんな当たり前のように
・同じものを持っていて
・同じ知識を共有している
そんな感覚になったからです。
私は30代前半なので、
高度経済成長時代を生きていませんが、
両親はその時代の人たちなので、
その価値観を持っています。
ですが、よく思えば今はもう
心ときめく令和の時代、
2020年代です。
そろそろブラッシュアップが必要と感じます。
なぜならグローバル化によって
当たり前に感じていた共通認識が、
全然違うものになっているからです。
グローバル化って自分には関係ないでしょ?
私は今までグローバル化って
自分にはあんまり関係ないものだと
思っていました。
ですがグローバル化の
本当にすごいところは、
共通認識だと思っていた価値観が
<<お隣さんであっても>>
通用しなくなるところです。
例えば隣に住んでいる人が
同じ日本人であっても、
今やインターネットであらゆる情報を
取得できるので、
まず得る情報が違ってきちゃいます。
そして海外にも移動することが可能なので、
広範囲な情報にアクセスが可能。
それによってまた得る情報が変わってくる。
さらに言えば移動手段も拡大しているので、
それによっても得る情報が違う。
そしてこれはお隣さんじゃなくても
友達・家族でであっても
同じことが起こります。
例えあなたが愛する誰かと
時間と空間を共にしていても、
価値観は共有しづらい、
できない時代になっているんです。
昔は移動手段がここまで豊富じゃなかったし、
インターネットもなかった。
だから同じ価値観を持っていて、
同じ価値観の人の中で
安心して普通で生きていられた。
でも今はもう違う。
友達と
「ねぇ、これが普通(A)だよね?」
と話しても、
「そうだよね(A)!」
と答える人もいるし、
「え?(B)じゃなーい?」
と答える人もいる。
なんなら(X)!というとんでもない
答えを出す人も出てきます。
そしてもしあなたが
(X)という答えを出す人に出会ったら
どうしますか?
「そんなのありえない!」
と今まで通りの考え方に従うか、
「なるほど、そういうのもあるのか」
と思うのか。
あなたはどういう反応をするでしょうか?
というか
どういう反応をしていきたいですか?
例えば自分より楽しそうに働いている
友達の方が、収入が高いことを
知ってしまったとしたら・・・
悔しい?
それともそうは言っても自分は違うし、
と思っちゃいますか?
でもここで
さっきの話を思い出してみてください。
要は普通という感覚、古い価値観があるから
自分は違うし、と思うだけで、
価値観を変えていけば、
生き方はどんどん変えていけるんです。
あなたが古いのではなく、
<<持っている価値観、普通という感覚が古い>>
というだけで、
あなた自身はいつでも、
どんな生き方も
選択することが可能なんです。
普通を疑う、お隣さんの普通を受け止める
この話を聞いてなるほど、と思ったら
ぜひ自分が当たり前に思っている
<<普通>>
という感覚を見直してみてください。
そしてもし知り合った人が自分が考えもつかない
価値観を持っていたり、
考えもつかない働き方・生活をしていたら
受け止めてみてください。
ただ受け止めるといっても
その考えを無理に認めたり、
肯定する必要はありません。
もしイライラしたりありえないと思ったら
その感情を思考を挟まずに
そのままに感じてみるだけです。
「ほんとそれありえないわ」
と思う自分に気づいて、
それに蓋をせず感じてみるんです。
最初はとても違和感があり、
腹ただしくて嫌な感じがしますが、
そうやって自分とは違った価値観に対して
ムカついたり、悔しかったりするのは
ごく当たり前のことで、
感じ方を知らないからしんどいだけです。
なのでまずはそれを
否定せずに素直に感じてみる。
そうするとだんだんそれに対して
「まぁそういう価値観もいいか」
と思える自分になってきます。
そうは思えなくても
「そういう価値観に対して怒っている自分でもいいか」
と思えてきます。
するとじわじわと自分が変わっていきます。
これだけで自分の中の思い込みが外れ、
それにより自分が拡大していき、
どんどん生きるのが楽になっていきます。
思い込みはあなたの古い価値観です。
その古い価値観に気づき、
自分の感情に蓋さえしなければ
楽に生きる新しい自分になっていけます。
なのでもし楽に、
自分らしく生きたいと思っているのであれば、
ぜひそうやって過ごしてみてください。
感じるってどういうこと?難しい!
と思った方はメール講座にて詳しく解説しているので
そちらも参考にしてみてください。
悩み過ぎる自分を楽に生きられる自分に育てるメール講座
短めにするつもりが長くなってしまいました(笑)
今回は以上です。
また書きますね。
それではまた!