暇人(いとまじん)

noteの記事は速読の練習として使ってもらえるように太字の部分だけ読めば1~3分程度(記事の長さにもよる)で読めるようになっています。後々情報を補充していきます……

暇人(いとまじん)

noteの記事は速読の練習として使ってもらえるように太字の部分だけ読めば1~3分程度(記事の長さにもよる)で読めるようになっています。後々情報を補充していきます……

最近の記事

読書の本質

はじめに断っておくが、これは暇人的読書の話である。本と言っても小説もあれば学術書、歴史書、ビジネス書などさまざまである。そしてそれらはそれぞれに読み方や役割が変わる。暇人が好むのは主に新書や学術書であり、ここで話すことは主にそれらについてのことである。あまりそういった気はないのだが、他の種類の本について否定しているように感じる箇所があれば先に謝っておく。 また、いつもは記事を速く読むために文中に太字を使っているが、今回は速さではなく、内容をしっかり理解する、つまりは熟読をし

    • 褒美もなしにサルはパズルを解くのか

      勉強や仕事をさせるためには、それを完遂させるためになにかエサ(褒美)や苦痛(罰)が必要だと思う人は多いのではないだろうか。 しかし、「遊びと学び」や「子育てにおける刺激の重要性」、「もし寝ているだけでお金が入ってきたら」などからもわかるように、ヒトは元来情報を求める生物である。また、それに伴い知的好奇心や向上心も持って生まれている。 好奇心からパズルを解くサルその証明として、動物心理学者のハーロイによって行われた「パズルの実験」というものがある。 その実験では、餌と水を

      • スキンシップの実験5選

        ※この記事は速読の練習用として使えるように、太字部分を読めば1分程度で読めるように書かれています。ぜひやってみてくださいね! 今までにもスキンシップの重要さを何度か記事にしたことがある。 今回はその肌感を語る上でよく参考にさせていただいている著書「子供の『脳』は肌にある」からいくつか細かい実験を紹介していこうと思う。 複数紹介していくため、その実験からの考察や、細かいことなどは省略させていただく。 男女による快感、不快感の違い1983年、アメリカの心理学者へスリンらは

        • 「いたいのいたいのとんでいけ」の効用

          ※この記事は速読の練習用として使えるように、主に太字部分を読めば1分程度で読めるように書かれています。ぜひやってみてくださいね! お子さんをお持ちの方は、子供がケガをした時などに「いたいのいたいのとんでいけ~!」といった呪文を唱えたことはないだろうか?子供がいなくても、自分が子供の頃にそういったことをしてもらったことはあるだろう。 しかし、これはただのまじないであり、気休めである、そう思っていないだろうか? だがこの「いたいのいたいのとんでいけ」の効用には、れっきとした

          遊びと学び

          ※この記事は速読の練習用として使えるように、主に太字部分を読めば1,2分程度で読めるように書かれています。ぜひやってみてね! みなさんは遊びとはそういったものだと思っているでしょうか?少し考えてみてください。 多くの人は学習や仕事とは相反する位置にあるもの、だと思っているのではないでしょうか? しかし、そもそも遊びとは何なのか、これまでいろいろな学者が様々な定義をしてきましたが、未だにこれといった確立したものはありません。 そして暇人は遊びと学びはイコールだという立場

          周りの目によって築かれる価値

          ※この記事は速読の練習用として使えるように、太字部分を読めば1分程度で読めるように書かれています。ぜひやってみて下さいね! 日本はよく周りの目を気にする社会だと言われる。そしてそれは、SNSなどでいいねを求める承認欲求としても、顕著になってきているのではないだろうか。Youtubeや広告などの仕組みも、これに拍車をかけているかもしれない。 そこで、それをフロムの性格分類と、近年のエンタメ化社会の傾向から考えていこうと思う。 商品になる個人ドイツの社会心理学、精神分析、哲

          周りの目によって築かれる価値

          あなたは文章を読めますか?

          ※この記事は速読の練習用として使えるように、太字部分を読めば1分程度で読めるように書かれています。ぜひやってみてくださいね! 「こいつ何言ってんの?」「馬鹿じゃないの?」 自分の言ってることを全然理解してくれない。そういったことから、こういうことを思ったことがある人は多いのではないだろうか。現実の世界はもちろん、最近ではネット上でこう思う機会が多いように感じる。 そういうときはつい腹が立って口調が荒くなったり、ストレスが溜まったりするだろう。 しかし、「世の中の約半分

          あなたは文章を読めますか?

          赤ちゃんはいつから自己認識をするか

          ※この記事は速読の練習用として使えるように、太字部分を読めば1分程度で読めるように書かれています。ぜひやってみてくださいね! みなさんはくすぐられるのは得意だろうか? 暇人はくすぐられるのは昔から大の苦手である。克服したく、鍛錬したこともあるのだが…… そして、くすぐったいというのは自分で触れても感じないのに、他人に触れられると感じるのはなぜだろうか? それを確かめた実験の紹介をし、また、それを利用した乳児の自己意識の確認をした実験を紹介しようと思う。 くすぐりの実

          赤ちゃんはいつから自己認識をするか

          エンタメ化社会わかりやすさの罠

          ※この記事は速読の練習用として使えるように、太字部分を読めば1,2分程度で読めるように書かれています。ぜひやってみて下さいね! 教科書にはどのページにもイラストが載っており、情報誌でも文字だけのページを見つけるのは難しい。小説にも挿絵や漫画が挿入され、ニュース番組でも綺麗なアナウンサー、カッコイイアナウンサーを揃え、ゆるキャラが天気予報を伝え、国会中継でもフリップが使用される。とにかく楽しさでいっぱいであり、どこを見ても「楽しいよ!」というアピールで溢れている。 こうして

          エンタメ化社会わかりやすさの罠

          最強の学問はコレだ!!

          ※この記事は速読の練習用として使えるように、太字部分を読めば2,3分程度で読めるように書かれています。ぜひやってみてね! 数学、地学、言語学、哲学、化学……世の中には様々な学問がある。 そして気にはならないだろうか?これら数多の学問の中で、いったい‟何が最強なのか”ということが。 暇人はすべての学問を学んだ神のような人物ではなく、自分が触れてきた学問も、専門で学んだような深い知識があるわけでもない。なので、どうしてもここからは完全なる独断と偏見になる。だが、‟現代”とい

          最強の学問はコレだ!!

          脳を活性化させるな!

          ※この記事は速読の練習用として使えるように、太字部分を読めば1,2分程度で読めるように書かれています。ぜひやってみてくださいね! 「〇〇をして脳を活性化!」 こういった文言を見たことはないだろうか。 活性化と聞くと素晴らしいことではないか、脳を活性化させるということは賢くなるのだろう。とう疑いもせずに思う人がほとんどだろう。 Googleで「脳 活性化」と調べても、食べ物やら勉強法やら運動やら、いろいろな活性化の方法が出てくるばかりだ。 だが、はたして活性化をするこ

          脳を活性化させるな!

          目立ちたい人の心理

          ※この記事は速読の練習用として使えるように、太字部分を読めば2,3分程度で読めるように書かれています。ぜひやってみてくださいね! 前回は“目立ちたくない人の心理”を見たが、今回はその逆の“目立ちたい人の心理”を見ていこうと思う。 目立ちたがり屋の2大パーソナリティ目立ちたがり屋のパーソナリティとして、2つの特性がある。それはナルシストとヒストリオニクスだ。これは同じ目立ちたがり屋の特性でありながら同時に、対照的な性格を持っている。 ナルシスト まずナルシストだが、これ

          目立ちたい人の心理

          合コンなどでの話題作りで使える雑学

          これまでは色々と長く書いてきたが、結局は単発の“雑学”というものが分かりやすく面白い。 なので、今回は「これを知ってたら合コンで人気者になれる!」というコンセプトの下、これまでの記事からいくつか雑学をまとめていきたいと思う。 ムペンバ効果水とお湯を一緒に冷凍庫に入れると、お湯の方が水よりはやく凍る、といったもの。 タンザニアの中学生が家庭科の授業中(アイスクリームを作る授業)に発見した。 古池はどこにある?松尾芭蕉の有名な句 “古池や 蛙飛び込む 水のおと” この古池は実

          合コンなどでの話題作りで使える雑学

          目立ちたくない人とキョロ充の心理

          ※この記事は速読の練習用として使えるように、太字部分を読めば1,2分程度で読めるように書かれています。ぜひやってみてくださいね! リア充と言った言葉は、現在ではあまり使われていないのであろうか?とにかく暇人が学生時代は、「リア充爆発しろ」などとよく言われていたものだ。暇人はその言葉(というか、その定義)自体があまり好きではなかったのであまり使っていなかったが。 ともかくそのリア充をもじった言葉で、キョロ充と呼ばれるものがある。リア充のフリをするために、常にキョロキョロして

          目立ちたくない人とキョロ充の心理

          感情の所在 泣くから悲しい?

          ※この記事は速読の練習用として使えるように、太字部分を読めば1分程度で読めるように書かれています。ぜひやってみてね! 皆さんは悲しいときは泣き、嬉しいときに喜び、腹が立つときに怒るだろう。だが、そうした感情は一体どこから、どうやって生まれるのだろうか? 悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいそれに対して面白い説がある。「悲しいから泣くのではなく、悲しいから泣く」つまりは、心より体の方が優先的だ、という説だ。それはアメリカの心理学者、ウィリアム・ジェームズが唱えた。 そ

          感情の所在 泣くから悲しい?

          記憶は好き嫌いすらも曖昧にする

          ※この記事は速読の練習用として使えるように、太字部分を読めば1分程度で読めるように書かれています。ぜひやってみてね! ‟記憶はあてにならない” 皆さんも一度は聞いたこと、思ったことがあるだろう。 また、友達同士の間での話で話が食い違ったり、経験したことのないことをあたかも経験したことがあるように思い込んでしまっていたことなどの経験もあるだろう。前者は記憶のバイアスの問題が大きいと思うが、今回は後者についての面白い実験を紹介する。 後者のような現象を虚偽記憶という。その

          記憶は好き嫌いすらも曖昧にする