インターネット・トレンド・レポート 2018 2/4
話題のメアリーミーカーのINTERNET TRENDS 2018 を読んでます。自分なりのメモがてらここに大体のスライドの要旨を。頑張って続くといいな。http://www.kpcb.com/internet-trends
*理解・翻訳に間違いがあったらご教示ください
**あえてというか記載順でだーっと並べています。ご理解ください
4. E-COMMERCE = TRANSFORMATION ACCELERATING
・ECの成長加速は持続、年成長率も16%に(2016年は14%)
・ECは全小売支出の13%を占めるまでに拡大
・特にAmazonの成長が強い。EC市場に占めるAmazonのシェアは2013年に20%(GMV $52B)だったものが、2017年は28%(GMV $129B)
・ECは、大成長、かつスケールしている!
・ECサービスのトレンドの考え方=Mobile / Interactive/Personalized / In-Feed + Inbox / Front-Doored
・EC関連サービス・ツールとその規模を見てみる
・Payment:リアル店舗が決済システムSquareを導入し、、、
- Square:アクティブな店舗数:2015 200万→2017 約280万
GPV:2013 約$140~150億ドル→2017 約630~650億ドル
・Online Store:オンラインショップをShopifyで構築し、、、
・Online Payment:StripeのPayment APIを活用し、、、
・Fraud Prevention:不正取引対策のために、Signifydを導入し、、、
・Purchase Financing:購入ユーザーへの少額融資のためにAffirmを導入し、
・Customer Support:リアルタイムのカスタマーサポートサービスIntercomを導入し、、、
・Finding Customers:カスタマーをCriteoでターゲティングし、、、
・Delivering Product:カスタマーに商品を届ける!UPS+FedEx+USPSの扱う荷物量は順調に拡大中
・Online Storesの構築・展開が進み、Shopifyは店自体も販売するように
・商品へのリーチが大きく進化 = "Search Leads..."サーチが牽引
・商品検索:検索の49%がAmazon、36%がサーチエンジン(Google)から始まる
・Amazonによる商品までのリーチ:Amazonによって完遂
プロダクトサーチ、1クリック購入、プライム配送、広告リスティング、ボイス検索・コンバージョン
・Googleによる商品までのリーチ:Googleのサーチで始まるが、最後は他サービスがコンバージョン
オーガニックサーチ、ペイドサーチ、Googleショッピング、リスティング広告、、、最後の購入アクションは他サービス
・商品への出会い方が大きく進化 = "Discovery Emerging" 新たな商品発見機会の提供
- Facebook / Instagramは、フィード上でパーソナライズした商品広告を開始
ECにおける商品への出会い方が大きく進化 = "Data Driven / Personalized / Competitive"
・Google Ad Platform からコマースプラットフォームへ。Amazon コマースプラットフォームからアドプラットフォームへ
・EC関連の広告収益が拡大
- Google:スマホの商品リスティング広告はエンゲージメント3倍(?)
- Amazon:広告収入40億ドル、42%の年成長
- Facebook:SMBのページ数は8億以上(23% Y/Y)
"Social Media = Enabling More Efficient Product Discovery / Commerce"
ソーシャルメディアによって商品検索・購入はより効率的に
・ソーシャルメディアが商品検索・購入を加速
- オンライン購入の55%は、ソーシャルメディアの検索経由
- Facebook、InstagramやPinterestのようなソーシャルメディアでは、18〜34歳の米国の消費者の50%以上が商品検索で利用
・ECサイトへのSocial/Feedのリファラルのシェアは 2015年の2%から6%まで拡大
・ソーシャルメディアは、DTC小売・ブランドの売上成長も加速
・ソーシャルメディアの広告エンゲージメントも加速。FacebookのEC CTRは2016 1%から2018 3%まで成長
・広告消費の費用対効果:広告コストは高くなっている
- eCPMの成長率 +112% > CTR +61%
・CAC(カスタマーアクイジションコスト = Ad Spend )の増大に伴い、CustomerのLTVはより重要に
・LTV/CAC が小売やブランドにとって非常に重要なメトリクスに
Data-Driven Personalization / Recommendation = スケールするための土台
・コマースのドライバーの進化:Demographic → Brand → Utility → Data
商品購入 = 単なる購入からサブスクリプションへの進化
・サブスクリプションサービスの台頭。契約者は急増
- 2017年には対前年比でNetflixは25%、New York Timesは43%、Spotifyは48%成長
・フリーミアム・モデル(ユーザーエクスペリエンスによってコンバージョンを働きかける)は有料契約へのコンバージョンを加速
- SptofiyのMAUに占める有料会員シェア 40%を超えてくる。2014年は25%程度 7000万人。2008年のローンチ時には0%
Shopping = Entartainment
・Mobile Shoppingのセッション数が拡大
- Mobile Shopping Appのセッション成長率 54%(全体平均 6%)
・商品や価格の検索 = 動画利用の促進、ソーシャル、ゲーミフィケーション
- YouTube:商品購入前に動画を見る
- Taobao:150万以上のコンテンツクリエイターがライブコマース等の動画利用
- Wish: 3億人以上のユーザー Hourly Dealsで割引商品がルーレットに応じた数で追加
- Pinduoduo:WeChatやQQといったSNSで友人を招待して共同購入をすると、価格がやすくなる
リアル店舗のトレンド:長期目線で減退
New Retail = アリババのビジョン
・Alibabaは高いGMV(取扱高)、Amazonは高い売上
あ・プラットフォームが中国の小売全体をリードするインフラに
- マーケットプレイスは、何十億ものトランザクションが毎月発生
- 消費者行動についての最適なインサイトを吸収し、deep technologyを活用して、
- 包括的なコマースプラットフォーム、ロジ、ペイメントのエコシステムを作る
・非中国圏でのアリババのEC業績
- パキスタン、インドネシア、インド、シンガポールでのマーケットプレイスやペイメントへの投資
- 海外売上も30億ドル近くまで成長、Y/Y Growthも60%超 全体に占めるシェアも8.4%に(昨年7.9%)
5. INTERNET ADVERTISING = GROWTH CONTINUING...ACCOUNTABILITY RISING
・ユーザーのモバイルシフト(消費時間の伸び)は速く、広告費がそれに追いつかずギャップが存在
- モバイル利用時間に広告費が比例するとすると、70億ドルのギャップ
・ネット広告消費自体は昨年と変わらない程度にY/Y 21%成長で、880億ドル規模に。主にモバイルが大きく成長
・出稿主/ユーザー vs コンテンツプラットフォーム:説明責任の必要性が増大
- フェイクニュース、ブランドの安全性の問題、ブランド側の不快コンテンツの忌避
・各プラットフォームはコンテンツの選別を強化
・Google / Youtubeのイニシアチブ
- 800万の動画を削除 81%がアルゴリズムでフラグ、75%がファーストビュー前に削除
- 200万の、ミスリードしたタグがついていた動画のマネタイズを撤回
- 1万のコンテンツモデレーター(監視員)
・Facebookのイニシアチブ
- 5.83億のFake Accounts削除。99%がレポート前にフラグ
- 2100万のアダルトコンテンツを削除。96%がアルゴリズムで検知
- 350万の暴力的なコンテンツ。86%をアルゴリズムで検知
- 250万のヘイトスピーチ。38%をアルゴリズムで検知
- 7500以上のコンテンツモデレーター。2017.5~2018.2で3000人採用
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